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- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022502384
感想・レビュー・書評
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これも古い本だ。2005年、朝日新聞の土曜「be」に連載されていた、事実も小説も誰もがなんとなく知っている「愛」の舞台を、日本だけでなく、世界中に訪ねた紀行本だ。渡辺淳一の『キッス キッス キッス』を読んで、この本の「渡辺淳一『阿寒に果つ』」を見てみたくなり、ひらいた。さすが客観的に記されていて、ストレートに身にしむ。純子が渡辺淳一以外に付き合っていた人物にも取材し、名前も出ている。そうそうたる人物ばかりだ。この純子という人物の大きさが分かる気がする。「与謝野晶子と鉄幹」「夏目漱石と鏡子」「堀辰雄『風立ちぬ』」「藤沢周平『蝉しぐれ』」「村上春樹『ノルウェーの森』」を読んだ。
歳のせいもあって、訪ねたいのは、日本ばかりになってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。
本の舞台をたどる本なんですが、やっぱり行きたくなるのは嵐が丘。
凄い殺風景なのに異常に惹かれるのはあの二人が燃え尽きた場所だからなのでしょう。
余談になるけれど、この本で知った。村上春樹を愛する人をハルキストと言うのね。
シンジストってここからきているのかしら‥。
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