- Amazon.co.jp ・本 (748ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022502414
作品紹介・あらすじ
小泉訪朝と六者協議の内幕。北朝鮮をめぐる、日・米・韓・中・ロの外交駆け引き、権謀術数…。北東アジアの危機の全貌が明らかに。緻密な取材によって、現代史の焦点を再現するノンフィクションの記念碑的大作。
感想・レビュー・書評
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交渉とはどういうものなのかというをことを思いめぐらせてしまった。
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重厚な本。
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図開架 319.21:F979
館長おすすめコーナー -
ボブウッドワードの日本版という感じ。とにかく情報量の多さに圧倒される。日本の地政学リスクとしての朝鮮半島の問題を認識できる。
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セミナーに参加したのをきっかけにてにとりました。まだ全部読めてない。細かい。細かすぎる。
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朝鮮半島問題は対岸の火事ではなく、日本にとっても地政学的リスク。貧乏な小国が核を持つことで大国とわたりあえるという既成事実を作ってしまった失敗が痛い。
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北朝鮮をめぐる現代史としてきわめて高い資料的価値を持ちながら、同時に、スパイ小説のようなスリルを楽しめるという希有な本。
内容面では、米国が政権内で対北朝鮮政策をめぐって深刻に分裂してしまい、何ら有効な手を打ち出せない姿を批判的に描いた部分、また、興隆する中国が、六者協議を契機に外交面でも大国としての力を発揮し始める様を活写した部分が特に秀逸だった。
ただし、中国については、船橋洋一が自分にとってアクセス可能な人間(外交官たち)だけから取材して評価しているために、軍事的能力の急激な拡大などを批判的に見る姿勢が欠けており、片手落ちではないかと思える。