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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022503985
作品紹介・あらすじ
花いっぱいにして、母を見送った。7年の介護は、慟哭と憤りとそして、不思議に穏やかな充実の日々だった。
感想・レビュー・書評
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前作「決定版」の続編の形で出版されたようだが、そのインパクトや読後のずっしりした「残響」という意味ではやはり、前作の前では霞んでしまったか。
と云うより、あれだけ完成度の高かった前作の次に、わざわざ敢えて本作を編んで出版する必要があったのだろうか?
時間の無い人、無駄が嫌いな人にとっては「前作1冊を読めば十分」と教えてさしあげたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
落合恵子のパワーはすごいと思う。お母様のための介護について自問自答する著者だが、これだけのことをしてもらえれば、お母様もきっと満足していることだろう。自分も母の介護については満足している訳ではないが、何も出来ないダメな自分は、母はどう思っているのだろう。
S病院に入院していた頃、騒ぐ母をたしなめていたら、同室の見舞いの方が「話せるだけ良いです」と言っていた。本書を読むと、母などはまだ介護しているというレベルでは無いと思ってしまう。とは言え、介護する家族が抱える悩みは同じということも分かった。
もう遅いと悔やむ、母に出来なった事は、次の人に教えてあげる事も母への介護と思うのは自己満足に過ぎないのか。
介護する家族にもそれぞれの事情がある。著者が行った介護はすばらしいと思うが、自分にはそれは出来ない。
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