- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022504838
作品紹介・あらすじ
私はホワイトハウスの記者会見室の演壇から、数えきれない時間を政権擁護に費やしてきた。…その後、それらのうちのいくつかは、国民をミスリードするとんでもない嘘だったことに気づいた。-ブッシュ政権のスポークスマンが、イラク戦争での情報操作をはじめ、政権の内幕をいま明かす。
感想・レビュー・書評
-
バクダッドで
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本もそうだけど、例えば相手の落ち度を責める(攻める)ネガティブキャンペーンなど政治の世界という別世界のことと考えずに、それらをマスコミを通じて日々刷り込まれている現代人なら誰でも問題意識を持って読める本。
しかし、ちょっと売名行為的な印象もぬぐえないかも。 -
著者のスコット・マクレランが元大統領報道官であったので報道戦略面を入り口にしてブッシュ政権の内部がリアルに映し出されている。この本の中でのキーワードはきっと「パーマネント・キャンペーン(常時選挙戦)」という言葉だろう。ホワイトハウスがいかにメディアを味方につけるか国民をホワイトハウスの意向に従わせるかが現代ワシントンにおける政治の在り方の中心にある。それゆえに現代の政治は廃れているのだ、と著者は言っている。
この本を読んで、「16語論争」やら「CIA秘密調査官身元漏洩事件」、「ハリケーン【カトリーナ】への対処問題」などブッシュ政権失墜に関わるの深い問題を知ることができなおかつ考察できたことがとてもためになった。政治の世界はやたら深くて難しい。その高度性の一部をこの本を通じてうかがえた。 -
上杉隆おすすめ