- Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022505095
作品紹介・あらすじ
初めての絵本、言葉を覚えるとき、子どもだけに見える世界、懐かしい絵本、子どもから教えられること…。親子で一緒に本を読む時間。それは、お母さんへのプレゼント。子どもの成長に合わせて楽しめる、お母さんのための絵本への招待。
感想・レビュー・書評
-
俵万智さんといえば短歌だけど、これは息子さんとの絵本にまつわる思い出。
しかし、息子さんさすが俵万智さんの息子さんだわ。(なんだか日本語変だな)
3歳とは思えない語彙力!
でも可愛いの。
俵万智さんのお母さんとしての愛情もたっぷりと感じられて心がほっこりホワホワになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分にも子どもが生まれたので手に取った。ここで出てくる作者と子どもと本の関係がすごく素敵。自分もこんなふうに絵本との関わりを通して子どもを観察していきたいな。まだ0歳3ヶ月だけど、赤ちゃん向け絵本を見せるとじっと絵を見つめて言葉を聞いているのが愛おしい。
自分も幼い頃は絵本が好きで、それこそ一冊丸暗記するような子どもだった。でもそれは、そばに絵本を毎晩読み聞かせてくれた父親がいたからなのだなぁとはっとした。
子どもの成長とともにいろいろな本を楽しめるようになることを考えると今からワクワクする。 -
著者が息子と読んだ絵本24冊と
それにまつわる短歌とエッセイ。
挿絵は五味太郎と豪華な一冊だ。
絵本探しの手引きにしてもいいし
子育てエッセイとして共感したり
新たな視点を発見するのもいい。
一冊の絵本を読んで絵と文を楽しみ
さらに観察、考察し
息子はここが面白いらしいと
別視点も折り込まれている。
ふっくがたくさん用意してあるので
どこかにはひっかかる。
絵本は小説に比べれば圧倒的に短い話ばかりだが
ゆっくりと、じっくりと、行きつ戻りつ読みたくなった。 -
朝日新聞の夕刊に連載されていた、俵万智さんがその月に子供と一緒に読んだ絵本のことを書くエッセイ。
紹介されている本は『じゃあじゃあびりびり』『がらがらどん』『ぐりとぐら』など王道が多い。でもエッセイの内容は本にあまり関係ないものも多く、話のきっかけとして出てる程度。基本的には育児日記なところが、逆に自分には合っていたかも。
『たんぽぽの日々』をはじめ、俵万智さんが書く子供のエッセイは、文章量も、話題も、視点も、力の抜け具合いも、ここちよい。
挿し絵は、絵本作家の五味太郎さん。 -
俵さんの本を初めて読んだ。
お母さんになる前の文章はわからないけど
この本はとても暖かく、お母さんの優しい眼差しに満ちたものだった。
最後の息子さんのこたえ、うるっときてしまった。
そうだよね〜、ほんとそうだよね。
-
俵さんの息子さんの言動がとても可愛く、暖かい気持ちになれる本。母の本の読み方まで真似られていたというエピソードや、たくさんの本に囲まれて育ってほしいけど、一冊一冊を大切に読んでほしいというちょっと矛盾した気持ちには共感。絵本を与える時期やタイミングの難しさや、思いもかけない子どもの反応。赤ちゃんのうちはあまり反応してくれないし、聞いてるの~?となることも多いんだけど、こつこつ読み聞かせしていこう。いつか一緒に物語を楽しめる日が来るかなあ、そうなったら読みたい本がたくさんあるなあ、と楽しみな母です。
-
2005年11月から2007年10月まで、朝日新聞の夕刊に一回連載された「かーかん、はあい」という、著者と息子さんの本にまつわる育児エッセイをまとめたもの。
息子さんは2歳から4歳までのころ。
扱われる本は「じゃあじゃあびりびり」「三匹のやぎのがらがらどん」という定番絵本から「はっけんずかん むし」「ゆうれいホテル」「よーするに医学えほん」など様々。
ときおり挟まれる著者の短歌も胸にしみる、温かい子育ての時間が詰まった一冊。
読んでいると、わたしも本に限らず子どもと向き合って、たくさんのことを一緒に経験したいと思う。
著者の毎回の気づきも読んでいて小さく感動する。
例えば「ころころころ」では息子さんが玉を「この子」と呼ぶことに目を止めて、シンプルな絵本は主人公の玉の波乱万丈の一冊と認める。
「がらがらどん」を3歳で丸暗記していた著者は息子さんに読んで初めて、丸暗記するまで読んでくれた母に感謝する。
他にも息子さんが絵本の登場人物と会話したり、 母がきちんと読んでいるかチェックしたり、という可愛らしいエピソードにほっこり。
忙しくてキリキリしてるとき、読み返したい。 -
図書館。息子さんが、絵本の竜とお話したり、絵本をごっこあそびに使ったりと、創意工夫して遊んでいる様子が素敵で、良いなぁと思った。最後の話、目頭が熱くなった。
子どもの頃母に読んでもらった本や、現在娘に呼んでいる本が出てきて嬉しい。王道の絵本がたくさん。同じ絵本を読んでいる親子の絵本の楽しみ方が垣間見え出て楽しい。2歳の終わり頃に再読して、その時の絵本選びの参考にしたい。
2017/6/13 -
絵本と、それにかかわるエッセイ。
0−4歳くらい?で参考になってよかった。
最後のエッセイが涙モノ。 -
ちょうど同じくらいの子どもがいるので、同調しながら読める。大人側としての絵本の読み方も、とても参考になる。さすがは歌人。一首ついている短歌が絶妙。子を思う母の短歌は心を打つ。
-
朝日新聞に連載中も楽しみにしていたけれど、こうしてまとめて読んでみると、あらためてそのよさがじんわりと伝わってくる。たくみん(俵万智さんの息子)も、万智さんも実に感受性が豊かだ。そして、子どもの心や感情ってこんなだったと微笑ましくなったり、こんな風に十分につきあってやったかなあと反省したり。子育て中の人にも、これからの人にも、そしてもう子育てが終わった人にもお薦め。
-
大いに参考になった。
-
短歌集プーさんの鼻がおもしろかったため購入。
本を書くことでごはんを食べているひとが、本を読むことをどうやって教えているのか、すごく興味があった。
絵本を買う時の参考にさせてもらっています。 -
一冊一冊に微笑ましいエピソードをつけながらうまく絵本を紹介してくれる.その絵本もはずれなし.
-
子供が絵本と、どんな風にふれあうのか?
また子供がどんな風に世界を認知しているのか?
お母さんの感動にそれ含まれていて、
とても参考になりました。対象年齢に合わない長い物語も
俵さんが、内容を要約して伝えたりするところが
作家らしいなぁと。絵本のキャラクターにお母さんがなりきって
子供とお話したりするのも、微笑ましかったです。 -
歌人・俵万智さんの、母視点の絵本セレクト。
本好きだけれど絵本界にはうといワタクシ。
実に参考になりました。
歌集「プーさんの鼻」に出てきていた歌もいくつか登場していたので、ちょっと懐かしく思いましたね。
色玉が転がるだけの話『ころ ころ ころ』の主人公を「この子」と表現する子供に驚いたり、
『きんぎょがにげた』は、金魚の自分探しの旅なのだと大人になってから発見したり、
『がらがらどん』のラスト、「チョキン、パチン、ストン。はなしはおしまい」に、瀬田貞二さんのセンスを感じてみたり、
しろくまちゃんシリーズの『たんじょうび おめでとう』で、失敗することの魅力を学んだり、
薬嫌いなこどもの目を輝かせた『よーするに医学えほん からだアイらんど おなか編』に感謝してみたり、
『かみさまからのおくりもの』を読んだこどもから、「おかあさんがもらったのは≪たくみんが、うまれる≫じゃない?」と素晴らしい答えをもらってみたり、
思わずハッとさせられるエピソードも満載です。
柳田邦男さんの、
「絵本は、人生で三度読むものですよ。一度目は子ども時代、二度目は親になったとき、三度目は人生の後半に自分のために・・・」
というセリフも印象的でした。
私が子供時代に読んだ絵本たち。
どうやら人生後半に、再度出番があるようです。
今からゆっくりと、実家の押入れを捜索してみましょうかね、うふふ。 -
母が借りてきてくれた本。
俵万智といえば、サラダ記念日しか知らない私だが、いつのまにか男の子のママになっていらしたらしい。
その息子さんと絵本のエピソードがつまった本。
今後の絵本選びの参考にもなりそうだし、エピソードもほほえましいものばかりで楽しい。
私も、自分が母からしてもらったように、息子にたくさんの本を読み聞かせてあげたい。 -
連載中から楽しみに読んでいました。お母さんにオススメの一冊。自分の息子にも取り上げられている絵本を読んであげたくなりました。
-
こんなとき自分もあったのかなぁ
こんな親子っていいなぁ
今からでもいろんな絵本に触れたい! -
2009/2/12