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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022506122
作品紹介・あらすじ
ジャンクな味とボキャブラリーの貧困がダメにしたこの国の食文化に、大人の舌と言葉であらためて問う…「ほんとうの豊かさ」とは何か。
感想・レビュー・書評
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想いでの味って誰もが持っていると思います。
私もこの本をきっかけに頭に思い浮かぶいくつか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「まぼろしの味」って一体なに?希少価値が高くて容易に入手できないもの、閉店やコック引退で再現できなくなったもの、はたまた記憶上の思い出のもの。様々な「まぼろしの味」が紹介されるのだが、高級食材の話よりも思い出の味の方が惹かれる。子供の頃、塾の帰りに買い食いしていた薄いハムカツの味は自分にとっての幻の味。
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料理本を良く読みます。杉浦日奈子氏の「蕎麦やで憩う」は
お気に入りです。
さて、この「ラーメン屋の行列を横目にまぼろしの味を求めて歩く」
ですが、グルメ本とはちょっと違います。前述の「蕎麦や、、、」が
グルメ本とすると、こちらはまぼろしの味やノスタルジーを探す
味覚の求道者と言えばよろしいでしょうか。
ふらりと行った
街のありふれたつまらないもの、それが旨かったら、さらに文句はない。
勝見氏の感覚に共感を覚えます。自分にとって記憶の中の味覚と言えば
もうあの店しかない。のですが、読後にそんな店を思い出すのもこの本の
良いところです。
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