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みんなの感想・レビュー・書評
これは…すごいな。
なんという世界観。
流されすぎのクク氏。
何も考えず、なんに対しても無関心。
ただ虚栄心と肉欲に従って生きている。
そのクク氏が、流された末に行き着いたところで、何かを見つけた。
一体何を見つけたのか、一体何に気付いたのか。
「ちゃんとしたい」とはどういうことなのか。
何がどうなれば「ちゃんと」なのか。
きっかけは、大切なことはなんだったのだろう。
結局、ただ流されに流されただけにも見えるが…はてさて。
佐野洋子さんの唯一の大人向け小説ということで読んでみたかった。単なるグロい春本だが、エゴン・シレーなど劇場型の愛に生きた芸術家の内面を思わせる。
佐野洋子さんがこんな本を書いているのは知らなかった!寓話的なんだけどなぜか心にひっかかる部分があったりなかったり。素敵な挿絵にうっとり。
佐野洋子 絵本作家 エッセイストの小説。
「100万回生きたねこ」の作者です。
あとがきに、この本は91年に書いた本と書いてある。
「読み直したら、いいも悪いもない。若かったなぁ。元気だったなぁ
という事だけである。すけべで嫌らしい。今72歳。すけべな事を
思う事さえ忘れている。」 とある。
なんて可愛らしい。
読んだ人もたくさんいると思われる
「100万回生きたねこ」
この絵本と合わせて読んでみると、楽しい。
佐野洋子ワールド全開♪
「色々あった。色々あったが何もなかったのかも知れない。」-『キキ夫人の幸福』 いったい、この寓話的ものがたりのどこまでが拵えものなのか。恐らく多くの読者がそう思うに違いない。クク氏に著名な詩人の顔を貼りつけてみたり、背の高い女に若き著者の姿を重ねてみたり、そんなことをしてみない筈がない(と自分は思うけれど、そうでもないんでしょうかね)。でも、最後はやっぱり、そんなことはどうでもいいじゃん、と... 続きを読む »
いま72歳だという佐野洋子が、おおかた20年前に書いた、すけべで嫌らしい物語。カバーや、本文に挿しはさまれるエッチングがいい。
三人の愛人を持つクク氏の離婚、ともに再婚者であるキキ氏とキキ夫人の新生活はどのような悲喜劇を迎えるのか。男女の三角関係と傷だらけの日々を、詩的な文章で痛快に描き出す、愛と痛みに満ちた物語。
某婦人雑誌で紹介していたので読んでみました。「クク氏の結婚」と「キキ夫人の幸福」という2つの話が収録されてます。本の表装に描かれているイラストから想像するほど、エロティックな話ではありません。(爆)
佐野洋子さんらしい「すけべ本」ですが、なんともコメントしようがない。
ご自身が「読み直したらいいも悪いもない。今72歳、すけべな事を思うことさえ忘れている。こんなものを本にしてくれてありがとう」
痛快!!
妻に女としての器官しか、求めない夫。これは大変、妻は悪妻になるしかない。女としては、こんな男に惚れて御苦労さまとしか云いようがない。でもこの作者が書くと、面白い人生のような気もするのが不思議。
ひとつは、三人の愛人を持つクク氏の離婚から
次の結婚へのお話!
もうひとつは、旦那のキキ氏が会社の若い娘
ススと不倫し、キキ夫人の結婚生活が大波乱と
なるお話!
ストーリーは単純明快!まるで四コマ漫画の
ようで・・・
あとがきに作者の言葉として、佐野洋子さんが
語るには 「すけべで嫌らしいこの本を昔
書いたことも忘れていた。今、72歳!すけべな
ことを思うことさえ忘れている」・・・だって!
佐野洋子のものは、たいてい好き。作品自体は1991年~1992年のものらしい。クク氏、キキ夫人のイメージが、谷川俊太郎と佐野洋子その人に重なるのはいたしかたあるまい。当然寓話化されているので、決してイクオールではないにしても。
「読み直したらいいも悪いもない、若かったなあ、元気だったなあ、という事だけである」とある。このあとがきにも笑えた。
クク氏の結婚‥クク氏は奥さんに追い出されて、彼女が3人できた。
キキ夫人の幸福‥キキ氏とキキ夫人はどちらも2回目の結婚。
ちょっとエッチな素敵な絵の、おしゃれな本







