ブラック・シャンパン

著者 : ますい志保

• 朝日新聞出版 (2009年12月4日発売)

作品紹介・あらすじ

六本木に暮らす銀座のクラブ「ブラック・シャンパン」のママ・桑原愛子。ある人気歌手のクスリの事件に絡み、朝、大物アナウンサーから携帯に、電話が入る。被害者の女性は、銀座のホステスという噂らしい。ママは彼女のことを知らないかという探りだった。その日を境に、愛子は様々な事件に巻き込まれていく。銀座で繰り広げられる男と女の愛憎劇。しかし、やがて事件は思いもかけない方向へ動き出す…。

感想・レビュー・書評

[Karen✲*ﾟさんの感想 · 2023年6月7日]

銀座ママが語る、銀座の裏側。聖子が死んだのはなぜなのかが主題だが、事件や愛子ママに関わる人たちの複数視点で描かれている。実体験から描かれていることもあり大変リアルな描写。謎解きは陳腐だったが、異なる世界を生きている人の人生を覗くのはおもしろい。