結婚の才能

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.07
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本棚登録 : 127
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506986

作品紹介・あらすじ

「婚活」なんて言ってる場合?ベストセラー『結婚の条件』の著者が「結婚の困難な時代」を看破する。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の新着にあったので、手にとってみた。
    結論として、自分にはやはり結婚の才能はないように思えた。(微笑)

    文章は簡潔で、こざっぱりとしていて私は好き。
    女性よりも、男性のことが書いてあったような気がする。
    連載だったせいか、内容が雑然としてるところもあったけれど、文章で言うと、こういうことか、とうなずけるところも多かった。

    この人の違う本も読んでみよう。

  • 前作が面白かったので読んだが、前作ほどまとまっていないというか、章ごとの主張の関係性が薄いように感じた。

  • 自分はラーメン程度の女なのか。
    女は金持ちの男と結婚したいのではない、ケチではない金持ちの男と結婚したいのだ。
    自分の為だけに人生を使いたい。
    などなど、名言集

  • 結婚の条件がおもしろかったので読んだが、二番煎じ。残念。

  • 「協調性」が求められた時代から、「対人コミュニケーション能力」の時代に変わり、同じことを「性格」から「能力」に置き換えるパラダイムシフトが起こったというのは、今まで明確に意識してはいなかったけど、確かにその通り。
    「能力の欠如」が露呈することを恐れ、自ら予選落ちしていく男性が草食系なんていわれてるのだろうか。

  • 「恋愛の才能」を封印しないと「結婚の才能」は生まれないそうだ。前作よりややゆるめのエッセイ(な気がする)。

  • 面白かった。分析力のすごさとそれを大衆に納得させるだけの表現力、社会を見つめる目。
    この本を痛快と感じる私は危ないかな?笑
    はっとさせられるところも多いし、えっこれ、自分のことだ・・!とひやひやしたり。忙しい。
    常に女性に対し、より自由に、自分で選択してしなやかに生きなさい、
    というメッセージが感じられる。(Y)

  • 結婚の条件、もとてもおもしろかったし、これもとてもおもしろかった。この4年くらいで流れがかわった、ようなことがかいてあたが、今読んでも、「結婚の条件」にかいているようなことは十分に通用するが。「婚活時代」は本当にしょうもない本だと思ったけれど、そこにあるような価値観が世の中にあるにはある、というのも事実。
    男子が女子に経済力(もしも自分が夢をおいたいといったら、支援してほしい、その間かせいでほしい、みたいな)をもとめる、というのも、実際にあるにはある気がするしな。それを女々しい、かっこわるいと思わない男の人がいるということ。
    浅野忠信とチャラについてのくだりで、もうすこし、書いてほしいと思った。私たちのアラサー世代の女子の間で「理想の結婚」といったときにこの二人をあげていた人は本当に多かった。そのアラサー女子の夢を打ち砕いた、という意味で、本当に浅野忠信の罪は大きいと思うのだが。

  • 妻には「自分の趣味に使うお金は自分で稼ぎたい」と思う真面目な人がいい/女性にとって結婚の才能とは、バリバリのキャリアは目指さず、夫の被扶養者に留まることをよしとする感性になる/官僚とか新聞記者とか編集者ではなく、大学の非常勤の語学教師とか学校カウンセラーとかがいい(42頁)、という辺りがあんまりにも恐ろしく的を射ていすぎていて吹き出した。面白すぎる。

  • 無責任な女と不甲斐ない男の国-『結婚の条件』『結婚の才能』
    http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20100823/1282510937

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著者プロフィール

1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からテレビドラマ、日本の晩婚化・少子化現象まで、幅広く分析を続けている。現在は認定こども園を運営し、幼稚園と保育所の連携についても関心を深めている。
主な著書に『醬油と薔薇の日々』『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社)、『増補版・松田聖子論』『結婚の条件』(朝日文庫)など。

「2020年 『草むらにハイヒール──内から外への欲求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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