姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.60
  • (6)
  • (11)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 84
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507259

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦闘シーンが退屈だった。

  • 諸葛亮の後を継いだ姜維について、さっぱりした筆致で書いた作品です。
    夏侯覇や双子など姜維に親しかった人物がとても瑞々しく、また鍾会や鄧艾についても解りやすく描写されています。全体的な流れとしてすごくシンプルで、そのために盛り上がりに欠けるところはあるかもしれません。
    鮮明に残るようなシーンは少ないかもしれませんが、物語として綺麗にまとまっていると感じました。

  • 978-4-02-250725-9 248p 2010・3・30 1刷

  • 三国志の北伐について知りたい人向け。夏侯覇がすごく理想的でかっこいい❤あと、鄧艾がかわいい

  • 劉備・諸葛亮の意志を継いだ蜀漢の精神的三代目として、滅亡へと進む中での唯一の光。
    それが印象ですか。一方で、無謀な外征を繰り返して、国力の疲弊を招いた。滅亡の遠因という印象もあります。
    小説と歴史上という舞台の差なんでしょうか。

    滅亡する国と最期まで、生き死にを共にしたことに美しさを覚え、感動するのでしょう。
    そこに、諦めからくる玉砕でなく、最期まで蜀漢を生き延びさせようとしたことに、意気を感じるのでしょう。

  • 姜維を主人公に、孔明が亡くなって以降の三国志後期を扱った小説。
    姜維よりも夏候覇がいい味出しています。

    姜維に対しては評価する声、批難する声双方がありますが、少なくとも、蜀という王朝の本来の存在意義である"漢王室の復興"を孤立しながらも最後まで目指した人物、という点においては、日本人好みの悲劇のヒーローだと言えるのではないでしょうか。

    ただ、同じ姜維を扱った小説なら「孔明の聖像―姜維戦記」(http://kidoryo.nsf.jp/koumei_no_seizo.php)の方が面白かったなぁ。

  • 孔明さんが亡くなった後の姜維さんの話

    盛り上がりにかけるけど、なかなかおもしろかった。

  • 孔明没後~蜀滅亡まで。誰が主語なのか分からなくて時々混乱したけど、この時期に詳しくなかったので流れが把握できてよかった。

  • 蜀の将軍・姜維の一生を描くことを通じて、諸葛亮の死から蜀の滅亡までを描いた一冊。蜀の後期を描いた作品は珍しいので、三国志ファンとしては必読。

  • 三国志の後期の英雄姜維にスポットをあてた話。
    滅びゆく国を建て直すため奮闘し、最期は負けると知りつつ立ち向かう漢の生きざまを感じる一冊。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小前亮/1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー。著作に『賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱』『劉裕 豪剣の皇帝』(講談社)、『蒼き狼の血脈』(文藝春秋)、『平家物語』『西郷隆盛』『星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚』『渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男』「真田十勇士」シリーズ(小峰書店)、「三国志」シリーズ(理論社 / 静山社ペガサス文庫)などがある。

「2023年 『三国志 5 赤壁の戦い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小前亮の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
和田 竜
北方 謙三
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×