失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507334

作品紹介・あらすじ

『古事記』に始まり、平安後期の慈円による『愚管抄』を経て、二葉亭四迷の翻訳『あひびき』に至るまで模索されてきた日本語文体は、言文一致体の誕生によって一つの「完成」をみた。しかし、日本の文学史が、その先で袋小路に陥ったとして、その時、我々はなにを見失ったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 兼好法師の徒然草、慈円僧正の愚管抄。そして、二葉亭四迷の浮雲から田山花袋の蒲団、そして四迷の平凡。長い長い旅をした様な気がします。なるほどそうでしたかって感じです。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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