杉下右京の事件簿

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507891

作品紹介・あらすじ

休暇で訪れたスコットランド。小さいながらも伝統あるウイスキー蒸溜所で右京は、「50年物」スコッチの蔵開きに立ち会うことに。当日、蔵をあけるとそこには、樽の中に閉じこめられた瀕死の職人が。10年前に続く、密室殺人。ふたつの事件の共通点に注目する右京…(第1話 霧と樽)。麻薬密輸犯の護送を依頼され、奄美大島に出張した右京。暴力団幹部の犯人は、ともに逮捕された中国人船員とともに逃走する。逃げ込んだ山では、奄美に伝わるイタズラ好きの妖精「ケンムン」の目撃情報が。海に囲まれた島から、強行突破を図る犯人。本当の狙いを見抜いた右京が追う…(第2話 ケンムンの森)。「相棒」オリジナル小説。

感想・レビュー・書評

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  • 『相棒』のオリジナル小説。本格としての難度はさほど高くありませんが、映像でやってしまうと白けてしまい兼ねない大胆なトリックを『相棒』の世界観で描いてくれるのが嬉しいです。時期設定も Season 2 第1話のロンドン旅行の最中だったり、Season 7 の薫ちゃん卒業以降という本編の合間を縫っているのが良い。こういったスピンオフ小説を多くの作家が書き継いで、是非ともシリーズ化していってほしいところ。

  • 相棒ファンとしては楽しませてもらったが、ミステリファンとしてはそんなに驚きの展開にはならなかったのは少し残念。もっと難事件を解決する右京を見たかった。

  • 右京さん、さすがの発想の豊かさ。舞台設定も筋書きも斬新で面白い。

  • ハード本
    映像と違って、細かいイメージをつくりながら読めてとても面白かった。

  • 休暇で訪れたスコットランド。
    小さいながらも伝統あるウイスキー蒸溜所で右京は、「50年物」スコッチの蔵開きに立ち会うことに。
    当日、蔵をあけるとそこには、樽の中に閉じこめられた瀕死の職人が。
    10年前に続く、密室殺人。
    ふたつの事件の共通点に注目する右京…(第1話 霧と樽)。
    麻薬密輸犯の護送を依頼され、奄美大島に出張した右京。
    暴力団幹部の犯人は、ともに逮捕された中国人船員とともに逃走する。
    逃げ込んだ山では、奄美に伝わるイタズラ好きの妖精「ケンムン」の目撃情報が。
    海に囲まれた島から、強行突破を図る犯人。
    本当の狙いを見抜いた右京が追う…(第2話 ケンムンの森)。
    (アマゾンより引用)

    1話目のほうはドラマであったのは知ってるけど、見たことはなかった。
    これ、ドラマで見たほうが面白いだろうなって感じ。
    2話目のほうは小説オリジナルらしく、理解しやすかった。

  • 思ったより面白い。テレビドラマにするには難しい遠隔地を舞台にするという工夫で、小説としての意味を持たせている。

  • 相棒ボンヤリとしか知らないけど
    一人だとこういう人なのね右京さん。
    気は合いそうにないけど嫌いじゃない。

  • 特命係が廃止され警察学校の教官に異動させられた時期と、亀山君が辞職した直後という
    いわば相棒不在の、右京さんオンリーの推理小説となっています。
    いつも涼しい顔をした右京さんの心の声が読めて面白いな~なんて、結構な相棒フリークの私もまずまず満足です。
    個人的には、一番好きなキャラクター 薫ちゃんの出番が欲しかったところですね。
    「暇か?」いつも通りの挨拶で登場した角田課長にニヤリとさせられる。
    きっと手にはパンダのマグカップが…!笑

  • 家動かしトリックは禁じ手だと思う

  • ドラマ「相棒」のオリジナル小説第1弾。スコットランドと奄美大島とをそれぞれ舞台にした中篇が二つ。どちらも杉下右京単独の活躍を描く。行動や発言など、ドラマでの右京さんのキャラクターそのまんま。しかも、右京さんのアクションシーンまで拝めるとは。「相棒」ファンには楽しい読書時間であった。

  • 旅情感と、右京の隙のない謎解きプロセスがうまく絡み合い、一瞬たりとも飽きさせないのがスゴイ!

  • 相棒はやっぱり映像が面白い。でもこの2作は映像化が難しいかな?

  • (収録作品)霧と樽/ケンムンの森

  • 「相棒」のオリジナル小説。スコットランドと奄美大島が舞台の中編2編。
    スコットランドでは右京さんらしさが、奄美大島では舞台が右京さんのイメージからは遠いけれど相棒らしさが出ているお話でした。

  • ちょっとした内容だったらわかったのに、やはり推理物は私には難しいと思いました。想像力が足りないのか、文章で物の位置とかが頭に入ってきませんでした。
    そして何よりも最初の登場人物がつらい。カタカナ駄目だわぁ(笑)。
    でも、いやではない心地の良い文章でした。

  • 既読。 #dokusyo #読書

  • ~TVドラマ『相棒』の杉下右京がスコットランドでスコッチの神様の謎に迫る~
    特命係が廃止された1stシーズン後にスコットランド旅行中に遭遇した事件と、7thシーズンに亀山薫が卒業した相棒なし時代に角田課長のお使いで奄美大島に出張した事件の二話を収録。
    TVシリーズを見ている人には、キャラクターが馴染み深いので、とても読みやすいです。
    2話とも警視庁管内を離れ、普段は見れない姿も見せてくれますが、特にスコットランド編では、スコッチウイスキー造りの世界に右京さんがすっかり溶け込んで、魅力がさらにアップ。
    杉下右京ファンには必読の一冊です。

  • 読了。

  • タイトルに思いっきり「杉下右京の」と書かれているのに、「相棒」を期待して読んでしまいました。相棒との掛け合いを楽しみにしていたので、ちょっと失敗…。

  • ドラマ「相棒」のオリジナル小説で中編2作。
    第1話「霧と樽」は、右京さんが休暇で訪れたスコットランドのウイスキー蒸留所で密室殺人に遭遇し、トリッキーな真相を暴くというもの。本格ミステリチックで映像化したら面白そうだが、右京以外はスコットランド人なので難しいかな。何やら島田荘司を連想させるような作品だった。
    第2話「ケンムンの森」は、角田課長から麻薬密輸犯の護送を頼まれて奄美大島に赴いた右京さんが、逃走した犯人たちを追うという動的ストーリー。単なる逃走追跡劇ではなく彼の頭脳が大活躍で、舞台は異色だが「相棒」らしい作品といえるかもしれない。
    人気ドラマのオリジナル小説を書くのは難しいと思うが、この本はテレビの右京さんのイメージをかなり忠実に再現して二次元に閉じ込めた感じでミステリとしてもしっかりしており、「相棒」ファンである私も不満なく面白かった。

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