杉下右京の冒険

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509130

作品紹介・あらすじ

釣り人が溺れ死んだという情報を得て、三宅島に降り立った右京。美しい海に囲まれた島では火力ガスが放出され続け、人々の暮らしを圧迫していた。遺体にもガス中毒の症状があらわれていたが、右京は事件を疑う。謎を解く鍵は三宅島から南へ18キロ離れた御蔵島にあると考え…(『紺碧の墓標』)。いつもの雑用で韓国に向かった右京は、ひょんなことからUFO目撃談の謎解きを手伝うことになる。その冬、韓国では鳥インフルエンザが流行中で、養鶏場が次々と閉鎖されていた。野鳥の死骸が大量に見つかったことに疑問を抱いた右京は、背後にある企みに気づき…(『野鳥とUFO』)。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も見ているにも関わらず、お昼の再放送は必ず録画してしまいます。警視庁特命係、通称「人材の墓場」所属の警部・杉下右京。
    本作は、「相棒」無しで離島に韓国に奮戦する右京さんの活躍が描かれます。相棒なしとは言っても、その土地土地の警官たちが彼のサポートとして出てくるんですけどね……。

    本作は2作の中編を収めています。

    三宅島で上がった水死体の検死に派遣される右京さん。
    韓国の美術館に箱を返しに行く右京さん。

    とても役職持ちの人にさせる仕事じゃありません。ですが、ここからが杉下右京が杉下右京たる所以です。ただで帰る男じゃない。
    事件が発生してないところを突っついて、開けてびっくり玉手箱、実は大変な真相が隠されておりました、とくるわけです。
    ドラマと何ら変わりない(不法侵入・慇懃無礼・エトセトラ)右京さんが満喫できて大変満足なのですが、右京さんの魅力はやっぱり「相棒」が隣にいてこそ十二分に発揮されるんだなぁと思いを新たにした作品でもありました。

  • ドラマは映像として人物を記憶することが出きるが、小説は文字の名前だけなので、人物が分からなくなってしまった。映像に慣れた小説を読むのは難しい。

  • 釣り人が溺れ死んだという情報を得て、三宅島に降り立った右京。
    美しい海に囲まれた島では火力ガスが放出され続け、人々の暮らしを圧迫していた。
    遺体にもガス中毒の症状があらわれていたが、右京は事件を疑う。
    謎を解く鍵は三宅島から南へ18キロ離れた御蔵島にあると考え…(『紺碧の墓標』)。
    いつもの雑用で韓国に向かった右京は、ひょんなことからUFO目撃談の謎解きを手伝うことになる。
    その冬、韓国では鳥インフルエンザが流行中で、養鶏場が次々と閉鎖されていた。
    野鳥の死骸が大量に見つかったことに疑問を抱いた右京は、背後にある企みに気づき…(『野鳥とUFO』)。
    (アマゾンより引用)

    2話目は右京さんのイヤなところがよく出てた(笑)

  • 前半の離島の話が良かった。

    離島好き、相棒好きの私には脳内で鮮やかにドラマ化されました(笑)

  • トリックは、微妙、

  • シリーズ第2弾。今回の舞台は、三宅島・御蔵島と韓国ソウル。暴行監禁された右京さんの脱出劇が見ものだった。ところで、光感応式○○装置ってすごいな。「離合もできないし、Uターンも難しそうだ」という表現に、福岡出身の作家さんらしさを感じた。

  • 2014/08/06読了

  • 皆が知ってる「相棒」スピンオフ小説。 前作の帯にも書いてあったが、まさしくドラマではほとんど書かれた事がない(私自身初期の相棒をほとんど見た事がないので何とも言えないが)右京さんの姿が二つの作品には描かれているのが魅力である。 また右京さん一人ぼっちとさながらSeason7あたりの内容を描写しているのか、と思いきやちゃんとお付きの者を一緒に携えて行動しているあたりが相棒イズムをちゃんと踏襲している所もあるので「右京×誰かがいないと嫌だ!」というファン(いないかもわからないが)にもちゃんと安心して読むことができる。(実は神戸くんはでてきますが) ただ、右京さんがいちいち自分のパートナーを相棒呼ばわりするのはどうかと思った。 相棒ファンの皆様には是非一度読んでいただきたい作品。(個人的にはもっと相棒が作品内で出てきてもいいんじゃないか、いっそ相棒自体のオリジナル小説を誰か書いてほしいな、なんて思ってしまった。)

  • そのままドラマ出来そうな相棒らしい内容

  • 第三弾の、「密室」の方が面白かった。題材が韓国とか野鳥とかで、個人的にあまり興味が持てなかったこともある。

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