極北ラプソディ

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509208

感想・レビュー・書評

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  • ジェネラルルージュがまさかの失…女は恐ろしい。雪山ではあんなに…まあ、世良も本当はいい奴だからね。今中も最後に見せ場があったし。桜宮サーガは、本当に感情移入してしまいます。

  • 最後にちょっとうるっときました。

    たまたま読んだ順番がよかったのか、あ、こうなるのねって、納得です。

    ジェネラルルージュを読んで、世良先生シリーズ3冊よんだあとに読むのがおすすめです。

  • 崩壊した極北のびょういんを立て直す為に頑張る世良先生の話。 世良先生が言っていることは正論だけど、怠慢体質が見についている市の役員や患者には到底受け入れられず。

    世良先生も、天城先生を失ってから、性格が変わったみたい。 でも、花房さんと再会し、もう一度やり直す決心がつき、明るい終わり方で良かった。

    極北に飛ばされた速水先生も出てくる。相変わらずかっこいい。
    速水先生は、一人でも多くの患者を死なせない為にこれからも生きていくのだろう。

  • 久しぶりに読んだ本。
    一気でした。

    世良ちゃんと速水が登場ということで、期待一杯で読み始めました。
    最初、今中先生を思い出せずに、って「極北クレイマー」の主人公じゃん!

    鳴りもの入りで市民病院に乗り込んできた世良ちゃん(いまだ、ちゃんのイメージ)
    なんか、性格変わったぞ。そんな事やって、大丈夫なの?と思わせます。
    でも、それは正しい。うん、わかる。

    運悪くというか、起こるかもしれないケースで、市民が亡くなります。
    今中を救急センターに送り出し、対外的なものを一身に受ける世良。

    一方、今中は、離れて気づき始める世良の真意。

    救急センターでは、待ちに待ったジェネラルがお姿が。
    何も変わることなく、彼は救える命を迷いなく救います。
    これが、また、格好いいんだ。

    スタッフも皆、素敵な面々。大月も渋く、越川は冷静だけど、どんな過去が?
    戸田ちゃんも、粋だよ。伊達も実は熱い。
    伊達先生は、五條さん好きなんでないの?

    そして変わらず花房師長。寄り添うように、将軍のお側に控えてます。
    ん?結婚してないの?と思いつつ
    不穏な予感がする中、スキー場へ。
    雪崩で桃倉センター長の命が、という場面で、
    言ってくれるじゃないの!ジェネラル!
    これで寄りが戻ったって、思いますよね!ねぇ!

    事の始末をつけるべく、越川さんが下した決断とは。
    前夜の「漂白」での、飲み比べ対決。
    つぶれた速水を見つめる男二人のシーンがぐっときます。

    助けたくなっちゃうんですよね。素直で、一途な将軍は。
    もう、大好きなんだけどっ!!!


    そして、春の気配の神威島にて。
    「モルフェイスの領域」以降、泣くんですけど、海堂作品。

    最後は、ちゃんと”世良ちゃん”に戻ってました。(笑)
    そして、ジェネラルには、支えてくれる人が必要です!
    誰かいませんか?海堂先生!!!

    魅力の一つの、ちょこちょこ出てくる他作品とのリンク。
    極北の監察医 病院が焼けたのは、この頃なのね。
    そして、天城先生。気になるスリジエの顛末と
    コールドスリープの中島がちょっと登場。ええっ?
    世良ちゃんと知り合いなのね。スリジエ繋がりかしら?

  • あ、順番間違えたw
    ブラックペアンシリーズを読んでいたんで世良先生と花房師長のハッピーエンドは涙もの
    世良先生がんばってきたんだなー
    辛く苦しい時間を生きてきた世良先生にハッピーエンドをありがとう

  • 久々、速水先生の活躍の姿が読めてうれしかった。花房看護師との関係についても触れられていて、ますます速水先生ファンになりました。

  • 赤字の市立極北市民病院を立て直しに来た世良医師。世良病院長のもとで頑張る今中医師。人件費削減、経費削減、救急患者の診察拒否、等々の施策でもなかなか病院の立て直しは進まない。そんな中で、世良病院長は今中医師を極北救命救急センターに派遣した。その意図は?地域医療はどうあるべきかを問う。

  • 極北クレイマーが内向きで静ならば、極北ラプソディーは外に開いた動という感じ。やはり将軍が出てくると盛り上がる。ただ、それだけではなく、様々なところでドラマもあり楽しめた。

  • 財政破綻した極北市の極北市民病院と雪見市極北救命救急センターの話。
    年明けから別の3作品を読んでいたので記憶が新しい部分はより楽しめました。

    先日読み終えた「北極クレイマー」の今中先生とこんなに早く再会できるとは!
    他の登場人物は、世良院長、ジェネラル速水、花房師長あたりがお馴染みのメンバー。
    この3人の恋愛話もありました。
    速水先生と花房師長は印象が強く残っています。
    しかし世良院長と花房師長・・・
    ん・・・このあたりの記憶が曖昧なので私は「ブラックペアン1988」を再読する必要があります。汗

    水沢教授と速水先生の関係は「ひかりの剣」を読んだばかりで、信頼関係が続いているのだなと思いました。

    ひとつ読みながらひっかかっていたことは、
    極北救命救急センター長の桃倉さんが「医学のたまご」のモグラさんこと桃倉さん?
    いや歳が合わないのでモグラさんがセンター長の息子さん???

    ・・・こんな私ですが楽しく読み終えました。

    今回新しく登場した神威島診療所の久世院長に興味が湧きました。
    神威島診療所では今中先生のかつての同僚後藤先生との再会がありました。
    北国と思われる地域の皆さんとまた別の作品でお会いしたいです。

    そして今後の海堂尊作品をもっと楽しめるように、
    再読の時間を作りたいと思います・・・。

  • ■ 1437.
    〈読破期間〉
    2014/3/24~2014/3/27

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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