柳生黙示録

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著者 : 荒山徹
  • 朝日新聞出版 (2012年2月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509338

柳生黙示録の感想・レビュー・書評

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  • 作者お得意の柳生十兵衛ものの新作で、今回の相手はいつもの朝鮮人ではなく、布教と称して他者に不寛容な絶対神たるカトリック。いつものように異能の敵が登場するが、それらはキリストの奇跡と称されて顕現した事象を、敵を屠る能力としてもつ相手なのだが、残念ながら、ネタが続かないらしく、7人の敵のうち、本当の異能者は一人のみであり、十兵衛相手には如何にも役不足で、ばったばったとあっけなく倒されてしまうのが残念。いつもの忍法帳的な倒し倒されという展開を期待したのだが、肩すかしを食ってしまった。また、最後の最後のご当人の憑依による復活は、いくら破天荒なストーリーとは言え、やり過ぎ感が強く、ここも残念である。
    それにしても十兵衛ものが余りに多数あり、全ての話が繋がっているのか、繋がっていないのかが分からないが、端々に語られる朝鮮忍者との暗闘とか姉の話などからすると、繋がっているようにも思われる。

  • 高山右近返國的消息引起幕方和吉利支丹水面下的亂鬥,十兵衛也被捲入,後來才發現右近其實是周遊各國後頓悟此宗教的不寬容和殖民目的,棄教返國揭露背後的陰謀....。以島原之亂為背景,出現許多基督教妖術,甚至是最大的秘術--死而復活,天草四郎其實是友矩等等,一旦復活就無法以一般的方法殺之。最後十兵衛被磔刑,但是也引起了最後的奇蹟。

    從這本書還是可以感受作者的寫作技術和構成相當出色,內容也充分讓十兵衛大大地發揮(作者因為東慶寺事件內疚?!)。最末段及最後的結尾當然相當出人意表,是部好作品,只是整體而言感覺上寫得蠻中規中矩(應該是上一本太不正常,把我胃口養大了?)。仔細一想,就內容的妖術來說已經夠荒唐無稽了,為啥我還會覺得頗為正常,大概是這個作家已經改變我的閱讀感覺了,也可能是這本書缺乏再那麼一點什麼爆發力吧。

  • 既存のネタに朝鮮とか柳生とかを絡めれば本になるとか思ってんじゃないの? と思わせないでもない若干安易な作品が続いているような気がしていたが、わくわくする話書けるんじゃん。
    百合剣も大戦争も呼んだのに、友矩がキリシタン化していたなんてすっかり忘れていた(若竹に幻惑されたのかも…)。
    ラストのトンデモぶりはかなり唐突。敬虔なクリスチャンが読んだらショックを受けるのかな(キリスト教原理主義者が読んだら激怒するだろうw)。

    人間が宗教の名のもとに非道いことするのは、この時代(洋の東西問わず)まさに真っ盛りだし、かつ今日的でもあるので、目の付けどころはよいんではないでしょうか。イエズス会を黒く書き過ぎな気はするが。

  • 荒山先生の最近の作品は、新境地開拓を狙うかの如き作品が多いですが、中でも本作は荒唐無稽な忍法バトルを中心に展開される分過去作品のノリに近い気がしました(ただし朝鮮抜き)。ここらへんの描写がたまらなく面白い。

    キリスト教の「負」の面に注目し、ここまで敵役の邪教に仕立てあげた点が非常に面白い。あまりに描写に容赦が無いので心配しましたが、ラストに一応オチあり(というか、完全に止めを刺した感もありますが)。

    読み終えてみると、その存在価値が不明なプロローグや、ラスト近くに、大いくさの流れの中にダイジェスト気味に消えてしまう登場人物等、多少気になる所はありました。

    凄まじいオチ含め、荒山先生らしい荒唐無稽な快作でありました。

  • 荒山流の真骨頂が楽しめる。柳生十兵衛という希代のヒーローにヤスミナ姫という架空のヒロインが奇想天外な物語を膨らませていて爽快。敵役も天草四郎や森宗意軒の正体は?という仕掛けやキリスト教徒が読んだら噴飯ものの引用などなど読後感は爽快。

  • 一寸、最後の盛り上がりに欠けたが、今風の山風としてまずまず。

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柳生黙示録の作品紹介

寛永十四年、異国にて客死したはずの高山右近が突如帰国した。異形のキリシタン忍法を操る神聖ハポン騎士団が右近を襲撃するも、柳生十兵衛の豪剣が辛くもこれを阻む。やがて十兵衛の前に現れた美少年・天草四郎の正体に十兵衛は驚愕する!荒山流"柳生伝奇"の最高傑作。

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