- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022509758
作品紹介・あらすじ
どうしたら夫と結婚せずにすんだのだろう。「思い切ったこと」がしたくなったある夜、ネットの掲示板に書き込んだことで、たまきの日々は「何かが決定的に」変わりはじめる-直木賞作家が掬いとる、あかるく不穏な恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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「夜を~」は面白しろかったけど、「チャカ~」はイマイチ。
両方ともこの人っぽい、っちゃあ、この人っぽい(笑) -
荒野さんの本はたいていすきだったが、これは、、、うーん。
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後付けで話をまとめた感じ
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2012・10・3読了
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一話目と二話目は繋がっています。そして一話目と二話目で全く印象が違ってきます。二話目は何だか不思議な話で、でもハスキー犬と旦那さんがリンクするところで上手くオチた…とか言うと変だけど、自分ではうんうんと思ってしまいました。普遍的な事柄を独創的に描いてしまう荒野さん、面白い。
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「夜をぶっとばせ」と、その続編「チャカチョンバへの道」の二編。
家庭に不和を抱える主婦の日常にパソコンがやってきた。
ネットをつなぎ、メル友募集の掲示板に書き込んだときから、彼女のその日常は、何かが決定的に、変わってゆく。
この「何かが」「決定的に」っていう感覚ものすごくよくわかる。何がかはわからない。ただ変わったことだけはわかる。決定的に。説明しろと言われたって不可能で、何かが、しかも決定的に、としか言えないような感覚。
主婦のたまき視点で話は進むのだけれど、修羅場でもまるで他人事のようにボーッとしているのがおかしかった。ヘビーすぎるストーリー展開とうまい具合に対比していて独特の空気をつくりだしている。
ふわふわとおとなしそうに見えて、たまきの中には「夜をぶっとばせ」ほどの煮えたぎる感情があったとしたら?と思うとなんだかゾクゾクした。
続編はたまきの元夫が主人公なのだけど、話の性格はガラッと変わる奇妙さ。
アフリカ人のチャカチョンバはメタファー?それとも元夫からしたらすべてが? -
歪み。誰しも抱えているようなちいさな歪みを抱えた人たち。行きすぎや、行き違いや、すれ違いや、嘘、ちいさなちいさな礫で変わってゆくことを、シュールに淡々と描いた作品。こういうテンポ、好きだなぁ。
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2つの話はつながっているんですね
2話目を読み始めたとき、1話目は虚言?妄想?と
思い始めたけれど、読み進めるとそうではなく
もしかして全部が全部虚言??