本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510525

作品紹介・あらすじ

「中卒、家庭内暴力、家も燃えた。
そんな自分を押し上げてくれたのは、いつも本だった」。
書評ブロガーとしても知られる著者が、「自分の人生に希望が持てない」という若者たちに向け、読書で人生を豊かにしていく方法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の圧倒的な読書量とスピードは
    若干引くと言いますか…訓練したとしても真似できない部分ではありますが
    本の活用の仕方や響いた言葉などは沢山ありました。

    特に気に入った言葉は
    「本はきみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる」
    「自分で自分を救うしくみとは、立ち直る力と言い換えてもいい」
    「付き合う人を買えるように読む本も変える」
    「リア充になりたかったら本を読め。本を読んでいないで、何を話すのでしょうか。本を読んでいる人の言葉は、宴が終わった後にも心に残る」

  • "本は自分を救ってくれる訳ではなく、本を通して自分で自分を救うしくみを作る"

    そのための本との付き合い方が、肩ひじはらないわかり易さで書かれていました。

    著者の経歴もなかなか個性的で興味深かったです。

  • まさに、本と友達とはこの方のことだと思います。

  • 読書することの利点を力説

    著者自身の生い立ちとそれ故の読書量が凄まじい
    内容自体は特に否定する所はなく、オススメの本をただメモした

  • 「本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術」
    本の読み方へのアドバイス。


    「中卒、家庭内暴力、家も燃えた。 そんな自分を押し上げてくれたのは、いつも本だった」。そう語る小飼弾による若者向けの本。Amazonでは「自分の人生に希望が持てないという若者たちに向け、読書で人生を豊かにしていく方法を説く」となっている。書評ブロガーとしても活躍している作者ならではの視点で、読書だけで終わらせない方法に関するアドバイスを提供しています。


    父親から日常的に怒られ、暴力を振るわれるという悪い環境下で育ちながらも、自我と理性を保ち、会社を興すまでの大人になった作者。更には、中学校の学校教育に疑問を感じ、学校に通う必要性が無いと判断し、代わりに百科事典を始めとする本を読み込むことで勉学を実施する。中学卒業後、直ぐに16歳で大検を取得し、17歳でカリフォルニア大学バークレー校に入学する等、普通の努力では成し遂げることが出来ないことをやってきた人であり、これらの実積は沢山の本から学んだことを根源として積み重ねてきたものだと言うのが、作者の言いたいところ。


    内容としては、先述した通り、恐らく本をあまり読まない若者向けである為、読書が日常化している人にとっては目新しいところは多くないです。但し、読書が好き、本が好きという作者の圧が詰め込まれた(と同時にTVが嫌いな人っぽいですね)メッセージがたくさん出てくる為、響くメッセージや考えさせられる記述・コメントを発見できます。


    個人的に、特に印象深かったメッセージは、
    ・「本は人を救わないが、本を読むことで自分を救える自分になれる」
    ・「本を批判的に読む」
    ・「教養を積んでいくということは、自分にとってどれだけ良質の偏見を得られるかというゲーム。本を読んでそれを基に考えることは、自分の脳ミソを耕すということ。それが教養だ」


    という3つです。本を読むことで、例えば自分に足りないモノだったり、自分を勢いづけるモノだったりに気付くことができ、その結果、その気づきを基に足りないモノを満たしに行く、又は自分を勢いづけたまま前に進むことが出来る。そのためには、ただ受動的に読書するだけではなく、主体的に本から情報を汲み取るように読む。なかなか難しいことだけど、大切なことだなと感じました。


    ◆目次◆
    【CHAPTER1】…だから、僕は本で強くなれた
    【CHAPTER2】…本の読み方を変えれば、自分が変わる
    【CHAPTER3】…本屋を歩けば、見える世界が変わる
    【CHAPTER4】…アウトプットすれな知恵はもっと身につく
    【CHAPTER5】…本当の教養は人生を豊かにする

  • 本は脳の筋力を鍛え、空想力を豊かにし、自分がなりたいものを具現化するという下りが結構響きました。本を読むことに強烈に背中を押してくれる本。

  • 章の括りも短めで大変読みやすかった。もちろん、すへてではないけど参考になることも多く、著者は本当に本を愛していて、ある時は人生の相棒になったり、またある時は師匠であったり友達になったりと生きる術を与えてくれたかけがえのないの物だということが感じられた。一方で自分の読書の仕方についても考えさせられた。色々な分野の本を貪るように読もうと決意させてくれた?笑 本の無限の可能性を教えてくれる一冊だった。

  • 読自のすすめ、と題名を変えても良いかもしれない。自分を読むとはつまり本を通して、今まで気付かなかった自分の可能性を発見し、突破していく鍵を得ることである。

  • 素直に本の読み方を考えさせられる本。と言うか、改めて本を沢山読みたいと思わせてくれた本。
    他の方もレビューで書いてあるようにブクログに会わせてくれた本でもあります。一冊の本から得る情報量を考えさせてくれ、本を読むことが改めて楽しくなる気がしました。
    自己啓発的な本でありますが、素直に面白いと思わせてくれる本でした。

  • ☆本は、きみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる。

    ☆本とは、海で溺れたとき、波間に浮いている丸太のようなものです。それにつかまって必死で浮いていれば、助かる。


    ちょっと本を読んでいると、
    「なに勉強しちゃってんの~」
    「本なんか読んでくら~い、どっか遊びに行こうよ~」
    なんてことばっかり言われて、少し、かなしくなってたのです。
    読書好きなのに、周りに合わせて「なんとなく」過ごしている人にオススメ。
    そう、読書ってとても楽しいものなの。

    (この本で初めて、ブクログを知ったよ!
     こんなに読書好きがいるなんてうれしいなぁ。)

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著者プロフィール

1969年生まれ。ブロガー、プログラマー、投資家。カリフォルニア大学バークレー校中退。オン・ザ・エッジ(現ライブドア)のCTO(取締役最高技術責任者)を務めた。現在、ディーエイエヌ有限会社代表取締役。2004年に開始したブログ「404 Blog Not Found」は月間100万ページビューを誇る。著書に『弾言』『決弾』『未来改造のススメ一脱「お金」
時代の幸福論」(岡田斗司夫氏との共著)(以上アスペクト)、『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『空気を読むな、本を読め。小飼弾の頭が強くなる読書法』(イースト・プレス)、『新書がベスト』(ベストセラーズ)など。

「2011年 『働かざるもの、飢えるべからず。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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