オイコノミア ぼくらの希望の経済学

  • 朝日新聞出版
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510839

感想・レビュー・書評

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  • 経済学を身近に感じれて、良かった。

  • 文句なしの最高の一作。
    好きな女性にはプレゼントを贈り誠意を見せた方が良いが、この行為は経済学用語で「シグナリング」といいう…など巷の風説に裏付けをしてゆく。

    ①利用者が1-2人のゲームは楽しめないが、利用者が増えるにつれソフトも増え楽しめる。さらに利用者が増えれば、プラットフォームとしての市場が完成するため、利用料金も安くなるしソフトも増え、右肩上がりに上昇してゆく。
    ②結婚は、「夫と妻が、それぞれの得意分野を行うことでお互いに自由時間も増えて楽になる」「家電や家賃が実質半額」メリットがある。
    ③新しいマグカップをタダで渡せば、500円以上じゃないと売りたくない。新しいマグカップを渡さなければ、200円以下じゃないと買いたくないと「保有バイアス」が働く。
    ④痩せている方が太っている人より社会で成功しやすいのは、目の前の利益ではなく、将来の利益のために頑張れるから。
    ⑤24種類のジャムよりも、6種類のジャムの方が売れ行きが良い。

    などなど。また、時間が経ったときに読みたい。良かった。

  • 就職、結婚、出産など身近なテーマを経済学で解く。芸人やクリエイターになりたがる人はやはりギャンブル気質。

  • 最近、暑くて、本ばかり読んでいます。

    「オイコノミヤ」朝日新聞出版 2014/3/20

    ピース又吉さんが出演している

    NHKの番組の内容をまとめたものです。


    経済学用語が、わかりやすく解説されています。


    私が気になったのが、比較優位の原則。


    もともとは国際分業の利益を説明したもので

    「一国の経済において、他国より比較優位を持つ財やサービスの生産に特化し

    比較劣位にあたる財・サービスは輸入することによって互いに多くの財を消費できる」

    という原則です。


    適材適所を見極め、分業した方が、お得ですよ!ということかな

    と思ったのですが、よくよく考えてみると、そうでもないような…


    得意分野に特化するということは、それ以外を捨てるということです。

    それが、その国の弱みにつながらないか…

    と思いました。


    たとえば、零細企業には、組織の継続性を考慮し、

    マネージャーとして人を育てることが重要視される

    大企業のような査定はありません。

    むしろ、高齢者は、いくつになってもプレーイングマネージャーとして

    現場に立ち続けることができ、それこそが中小企業の醍醐味です。


    数少ない仕事に、人員がひしめいている会社も多いと思います。

    仕事を抱え込むことは、自己防衛であり、他者に仕事を分け与えようものならそれは、自身の弱みにつながります。

    では、自分がリタイアした後、組織はどうなるのか…

    それを考えたところで、査定対象にはなりません。

    自分の在職中に、自分さえ利益を享受できればよいわけです。

    比較優位の原則、考え方は、すばらしいのですが、比較劣位を、他国に、手放した後、どこかの属国になってしまうような気がしてなりません。

    こんなうがった見方は、私だけでしょうか。

    それでは、また。

  • #読書開始
    ・2015/6/19
    #読了日
    ・2015/6/23
    #経緯
    ・テレビで何度か見ておりおもしろい番組だと思ったので、本でも購入。
    ・大竹文雄氏の著書は好きなので購入。
    #達成、満足
    ・その辺にある初歩的な経済学書よりわかりやすい。
    ・経済学とは?に回答できるくらいになれる。
    #感想
    ・経済学という固そうに感じる学問を、就活、恋愛、スポーツ、保険など日常生活に存在するものに当てはめて説いている。
    ・日常生活と結びつけており、また専門用語を簡潔に説明しているため、すっと入る。
    ・又吉氏が経済学初心者で、教授陣と対話形式で進めていく流れも、理解を助けている。
    #オススメ
    ・経済学を初歩から学びたい方にオススメ。大学生、高校生でもOK。
    ・経済学を理解している人には物足りない。

  • いろいろなことを経済学で見てみる。

  • ○NHK教育テレビにて放送されている「オイコノミア」の書籍。
    ○経済学を身近な事例から紐解いていく作品で、研究者・学者が交代で解説を行っている。
    ○少々専門的な話しもあるが、経済学の入門として良い本。

  • 1度だけ見たTVが面白かったから読んだ本。
    「行動経済学」とう学問があることを初めて知った。

    身近な生活をもとに、経済学的な思考方法を学ぶのにとてもいい本だとおもう。

    比較優位、時間割引、情報の非対称性、順応仮説、37%ルール辺りの単語は覚えておきたい。

  • これは!おもしろいです。テレビを観ないので、どんな番組かは不明ですが、本書だけでも経済学のちょっとした入口になるし、用語なども難しく考えず知ることができます。図やデータも多く掲載されているので、ここ数年であれば、授業の資料としても使えそうです。

  • ファンは買いでしょう。内容はコラム以外番組をなぞっただけだけど、TVと違ってすぐ読めて勉強になる。

    例えば、

    置き換えるチカラ(p74-83)
    3次元を2次元に(ルートの通り数)
    要素が多いなら図や絵に(限られた情報から)
    再頻出を変数に(連立方程式)

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