哲学の先生と人生の話をしよう

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 450
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511157

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に、最近悩んでもやっとしてたことが、あれやこれや言葉になっている感じであった。
    こういう本に出会えたことに感謝

  • 大学は自由なところ。
    文系の基本は本を読むこと。どんなに授業に出ていても、本を読まない人は勉強してうrことにはならない。大学とは学問を創造するところでもある。哲学の勉強は哲学科でなくても勉強はできる。

  • 「人はひとりで考えていると碌なことになりません。」

  • Amazon、¥957.

  • Q&A方式で、読者の人生相談に哲学者が、偉人の言葉やエピソードを交えながら真摯に答えていくやり取りを書籍化したもの。
    読者の相談の文面から、読者が抱えている問題の本質、背景まで、汲み取っていく能力は凄いと思った。

  • 思った以上に人生相談だったが、おもしろかった

    話に出てきた本をいくつか読んでみようと思った

  • 新幹線の4時間で読了。月並みな言い方だけど今の自分に必要な(時に苦い)言葉が多かった。

  • この本を読むと、哲学とは無用の学問ではなく、世界の捉え方を学ぶ学問だということが分かる。國分功一郎さんは頭が良すぎて世間と乖離してそうなイメージを勝手に持っていたが、とても優しいことが分かる。だが同時にとても厳しいのはイメージ通り。
    たくさんの読者からの相談に一問一答で答えていくが、全てが真摯。そしてとにかくテキストを大事にする。書かれていること、書かれなかったこと、ディテールから、相談の背景を読み取ろうとする。このテキストに向き合い読み解く力が、本当に信頼できる学者だと思う。

  • つまらない情報でも、ある瞬間には思考の呼び水になったり、感性のツボを刺激してくれたり、目からウロコの体験のきっかけになる。そんな思考経験が詰まった度々ハッとさせられる面白い本だった。哲学を通じてのテクストを読む訓練を、してみたくなった。翻って、自分をながめるとっかかりとしても有効なように思う。

  • 具体的な個々の悩みに対し、常識に囚われずに只管論理と理屈で回答する様は切れ味が鋭く、心酔してしまう人もいるだろうと思う。が、ここに危険性がある。哲学者は心理学者ではないし、精神科医でもないし、カウンセラーでもない。ましてや宗教家でもない。そこを勘違いしている人は結構多い。軽い相談であれば問題はないのだろうが、時には相談者の生死に関わる事もある。実際、過激な哲学者で知られるN氏の所には精神を病んだ人々が救いを求めて集まったものの、中には自殺してしまった者もいるという。またN氏自身も命を狙われるという恐怖もあるらしい。哲学者の教祖化の悲劇である。問題・悩みの難易度によって相談相手は分けるべきある。
    本書は回答時に著者の独断偏見に陥る事なく、参考書籍を多々紹介しており、ブックガイド的な役割を果たしている点がとても興味深い。(というかここに最大の価値があるような)
    難点は、相談者のぺネームを連呼しながら回答するので、ちょっと読み難い所。メルマガではそれでもよかったのかもしれないが、書籍化にあたっては、すべて「相談者さん」で統一してもよかったのではないか?

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科准教授

「2020年 『責任の生成 中動態と当事者研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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