小説 図書館の主 塔の下のライブラリアン

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.36
  • (11)
  • (20)
  • (37)
  • (4)
  • (5)
本棚登録 : 269
感想 : 34
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511690

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】書店員さん絶賛の人気コミック『図書館の主』が遂に小説化!!小説を担当するのは、『四龍島シリーズ』の真堂樹。無愛想だが仕事は一流の、私設「タチアオイ児童図書館」の名物司書・ご御子柴のもとへ癒しの一冊を求める人々が訪れる……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 眠っている時の様に心地よい呼吸ができる場所だな。
    …と、感じる最高の瞬間がある。
    人によって
    その場所はそれぞれ異なるものの
    (もうここ以外に自分の生きる場所はない。)
    と、強く信じた者だけが
    その場所での『主』になる。

    今日も、本が大好きで
    『タイアオイ児童図書館』の扉を叩く人はたくさんやってくる。
    いつも無愛想で変なヘアスタイルをしているが、
    『主』が今日も、(あ、いるいる♪)
    カウンターにいる。
    読み聞かせをしている。
    本の整理をしている。

    その姿を見ると、不思議な安堵感がある。
    ぎっしり本棚に並んだこの本の全てを知り尽くしている
    <主>が此処を守る騎士な活躍は、
    BGMにもなっている名作の盛り上がりも相俟って、
    とても楽しかった。


       

    • あいさん
      こんにちは(^-^)/
      本好きにはたまらない本の匂いがします(*≧艸≦) 読みたい本に登録させてもらいますね!
      読むのが遅いのでいつに...
      こんにちは(^-^)/
      本好きにはたまらない本の匂いがします(*≧艸≦) 読みたい本に登録させてもらいますね!
      読むのが遅いのでいつになるかわからないけど楽しみです♪
      2014/12/25
    • MOTOさん
      けいたんさんへ

      こんにちわ。
      けいたんさんの嗅覚、鋭いですよ♪(^^

      ここ、タチアオイの児童図書館では懐かしい物語に再会できま...
      けいたんさんへ

      こんにちわ。
      けいたんさんの嗅覚、鋭いですよ♪(^^

      ここ、タチアオイの児童図書館では懐かしい物語に再会できます。
      私も、久し振りに<幸福の王子>の世界に触れ、思わずホロッ…(涙
      子供達が大きくなってからは、絵本や童話の類から遠ざかっていたから、再会がすごく嬉しかったなぁ~
      是非、いつかタチアオイ図書館を訪れ、きのこ頭の名物司書さんにお会いしてみてくださいね♪
      2014/12/26
  • 漫画の小説版という事でとても軽く読める。だけど、言葉のひとつひとつが重く司書御子柴さんの本に対する愛情がひしひしと伝わってきて本好きにはたまらない。

    もし私に小さな子供がいたらすぐに児童図書館に行ったに違いない。
    そして、御子柴さんの紹介してくれた本「三びきのやぎのがらがらどん」「ジオジオのかんむり」「ちいさなうさこちゃん」…を順番に読み聞かせてあげただろう。
    娘と一緒におはなし会にも目をキラキラさせて参加したかも。

    無愛想だけど実は優しい御子柴さん、髪型はマッシュルーム。そんな図書館の主が気になったらぜひタチアオイ児童図書館へ。

  • 『図書館の主』1~15を読み終え、小説も出ているのを知り、読んでみました。これで!「タチアオイ児童図書館」にまつわる本はおしまい

  • 3つの中編より。コミックの世界がそのままノベライズされていて、いつも楽しんでいる雰囲気で楽しむことができました。
    普段のコミックよりも、児童書や絵本の登場冊数が多く、またあらすじまで詳しく触れてるような気がします。ノベライズ作家さんの考えで、全く違和感はないのですが、このコミックの素となるタチアオイ児童図書館の成り立ちは、コミックの原作者のものを読みたかったと思います。しかも...出てくる司書さんのマナーを疑ってしまった。そして、2編目の蔵書点検を水着ではさすがにないでしょと笑ってしまいました。

  • 元々マンガ?アニメ?だったとは知らず、表紙のデザインと書き出しが良くて読み始めた。
    内容は良かったのだけど、途中で突然出てくるイラストがストーリーを邪魔して、読み手の想像力を奪う気がした。
    1ページ丸々イラストに使われていて、読む気が失せた。
    個人的に好きなタッチのイラストではなかったので、余計そう思ってしまったのかも。
    結局話に集中できず途中で挫折、いつかイラストがない形で出たら読み直すかも。

  • 本編読了後、たまたまノベライズ版?が出ているのを発見。著者が真堂樹さんだったこともあり読んでみた。いつもの真堂樹作品と比べると随分漢字が少なく、原作の雰囲気に合わせている感じで、特別原作からの違和感なく読めた。

  • 私設図書館で、男性司書の御子柴を中心に巻き起こるアレコレ。

    夢のような佇まいの図書館に、これまた夢のような人間が集まる図書館。
    子どもたちがこんな素直に読み聞かせに反応してくれりゃ苦労しねーよ…………なんて、やさぐれたりしましたが(笑)
    子どもたち個々に応じた図書を案内できる御子柴さんは、まさに理想の姿。

    登場する図書やおはなしも魅力です。
    ただ、ノベライズのせいか、いまいち淡々としすぎる感じも否めません。地の文のせいかしら?

    原作であるマンガを読んだことがないので分かりませんが、マンガもきっと読みたくなる!

  • 同名漫画のノベライズ。漫画は未読なので、ちょいちょい知らない名前が出てきたが、概ね問題なく読めた。
    ノベライズ版の作者、真堂樹さんの本は読むのが中学生の頃以来だったけれど、読みやすい文章だった。話も悪くないけど、とくに印象的という感じもしなかった。そういう意味では漫画を読んでいる人向けかも。

  • 第1話じーんとした。
    本が大好きだから、わたしもこんな図書館が近くにあったらよかったなぁと思った。
    みんなの憩いの場になれる場所、
    笑顔とぬくもりが溢れる場所。
    藍ちゃんも将来あそこで読んでいるんだろうか。

  • 児童図書館が舞台のお話。第1話が特に好き。切なかった。原作の漫画も読んでみようかな。

全34件中 1 - 10件を表示

真堂樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×