センスは知識からはじまる

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511744

感想・レビュー・書評

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  • センスがない事と単なる不勉強を勘違いしている人が多いと言う主題自体は正しいと思う。ただし、知識がついてきたからこそセンスを痛感する場面は山のようにある。それを努力不足と断じてしまうのはいかがなものか。
    またセンスを磨く=知識をつける具体例として出してくる具体例が異常なほどに薄っぺらい。また8割は自慢話なのだが、その自慢話の中にも矛盾が入り込んでくる。例えば「『感覚的にこれがいいと思うんです』は禁句」と書いておきながら、別のところで「カレーうどんのデザイン配色→カレーといえばキレンジャーだから黄色!」とか、「40代の女性はみんなフランダースの犬見てるはずだから商品名はフランダース!」など感覚的な発言を連発していたりもする。おそらく筆者の仕事のやり方としては後者がメインなのだろうし、後者のやり方で成功しているのだから問題はないのだろうが、真逆の事を教えるのは読者の混乱を招いてしまう。
    筆者と自分の「センスと知識の線引き」の差は個人の趣向として置いておくにしても、主題と具体例の矛盾の溝が如何ともしがたく、あまり参考にならなかった。

  • ・センスとは
      数値化できないものを最適化すること

    ・普通を知るから良いモノ悪いモノが作れる

    ・王道を知る、流行を知る、共通項を見つける

  • タイトル以上の情報がない本

  • いろいろ言いたいことがあるのだろうけど、書き方が悪くてちょっと残念な感じになってる。知識の例示と著者の想像する世界とゴシップニュースが混ざりあってる。

著者プロフィール

水野 学:クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company代表。1972年東京生まれ。1996年多摩美術大学デザイン学科グラフィックデザイン専攻卒業。パブロプロダクション、ドラフトを経て、1998年good design company設立。ゼロからのブランドづくりをはじめ、ロゴ制作、商品企画、パッケージデザイン、インテリアデザイン、コンサルティングまでをトータルに手がける。主な仕事に、NTTドコモ「i D」、相鉄グループ「ブランドアッププロジェクト」、熊本県キャラクター「くまモン」、「中川政七商店」ほか。自ら企画運営するブランド『THE』ではクリエイティブディレクションを担当。主な受賞に、London International Awards(Gold、Silver)、The One Show(Gold、Silver、Bronse)、D&AD賞(Silver、Bronze) CLIO Awards(Silver、Bronze)、朝日広告賞部門賞、毎日広告デザイン賞部門賞、日経広告部門賞、JAGDA新人賞など。

「2018年 『アイデア特別編集 good design company 1998-2018』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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