- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022511881
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリー。「シンデレラ」「眠り姫」「人魚姫」「美女と野獣」という、誰もが知っている恋愛物語になぞらえて、新進気鋭のイケメン恋愛小説家が殺人事件の謎を解き明かしていく。
感想・レビュー・書評
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いやー、そうきたかー。
やられたなぁ。
楽しめた、楽しめた。
これ、ドラマ化できそうだけど。
夢センセの童話解釈が、黒猫を思い出させた。
黒猫の美学よりはぜんぜん理解できたし、面白い解釈だった。
続編も楽しみに読もう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
月子にはイライラしたけど、最後の現実の事件の犯人は誰だったのか?は想像していなかったから楽しめた。
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グリム童話の解釈が面白い。ひねくれているようで的を得ている。
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嫌いじゃない。こういうキャラクター。現実に身近にいたら遠巻きにしちゃうけど。
作中作を読んでみたいな。 -
「シンデレラの残り香」
彼女を本物と見極めたのは。
確かに視点を変えて見るだけで、彼女たちの本当の姿というのは美しい姫から程遠い存在に見えてしまうかもしれないな。
「眠り姫の目覚め」
自分の身体の中で調理されたのは。
裏で指揮を上手く取っているように見えて、いつの間にかそれは破綻し別の指揮者へとタクトが渡っていると気付いた時にはもう相手の思う壺なのだろうな。
「人魚姫の泡沫」
過去にラブレターを書いた人は。
言葉で言うのは自由だが、ここまでの期間文字を見ることも無ければ何か疑問に思う事は全く無かったのも不思議な話だな。
「美女は野獣の名を呼ばない」
本物の彼の正体は。
誰もかもを欺き最初から本当の事を知っていた彼は一体何処から情報を得ていたのかも謎なうえ、ここまで本名を隠していた理由も納得し難いな。 -
「感傷と恋は似ているが、違う」
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エピソードとして恋愛小説の香りも少しするけど、推理・ミステリー小説の要素あり、童話の豆知識あり。
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『シンデレラ』『眠り姫』などの童話をモチーフにして謎を解く。
えぇ、そんな解釈もあったのか、と思うと元の童話をもう一度ちゃんと読まないとなと思ってしまう。子供の頃に読んだお話はざっとしたストーリーしか覚えていなくて細かい箇所になると「そうだったっけ?」という感じだもの。
同じ作者のほかの本も読んでみたい。 -
2018.3.20 読了
黒猫の作家さん。
黒猫よりかは 読みやすかった!
新人作家(男・夢センセ)と
新人編集者(女・井上月子)の話。
短編で、それぞれの話に
恋愛とミステリー要素もあるんだけど、
主役の男に 女が片思いパターン
それは なくてもいいのになぁ。。。と
ちょっと思ったり。
まあ でも、面白かったし、
続編もありそう!期待!