ダナスの幻影

著者 :
  • 朝日新聞出版
2.73
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本棚登録 : 66
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512444

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】高給取りの夫と可愛い子供に囲まれ、"ミセス・パーフェクト"の称号を持つ主婦の玲花。高校時代の同級生の死をきっかけに、その完ぺきだった日常が崩れ始め……。『女性秘匿捜査官・原麻希』シリーズの吉川英梨が贈る新感覚ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 女のドロドロした物語
    吉川英梨=警察ものと思い込んでいたけど、予想外でした。

    「13階の…」を読んだ後だったので、面白くも何とも、期待外れ。



    ダナスって喫茶店の名前なんだけど、自分は、セルビア語の「今日」だと…。
    うーん、そこから付けたのね‼︎

  • 不倫だらけでドロドロw

    あーりーえーなーいー!!と思いつつも先が気になって一気読みwww

    少し前に読んだ「百花」の母親にはムカついたのに、この母親には爽快感すら感じるのは、どういうわけかな?w

  • 48この時からすれば、大変失礼ですがすごく成長なさってる感じがする。こういうどこにもやり場の無い破滅的な物語から、主人公を核とした連作に移行できたのは大変なご努力の賜物でしょう。広島シリーズの原点とも言える作品でした。

  • {DEEP LOVE + (私の男 - アガペー)}÷2 = ダナスの幻影 という感じを受けた。

    怜花は辻沢に父を、辻沢は怜花に母を求めていたんだろうなと思った。
    辻沢が本当に愛してたのはヤべキョウだったんだと思う。性交する相手はたくさんいたのに、唯一出来なかったのがヤベキョウだった。しかも申し訳ないって言うのが切ない。

    最後にダナスは台風の名前って出てて、まさに怜花のことだと思った。無気力なのは彼女が台風の目だからと考えると面白い。関わった人みんな破滅していくのもまさに台風っぽい。

    精神病院のパートは悪夢みたいで読んでてとても怖かった。

    雑多な感想だけど、一言で言うなら面白かったです。

  • 完璧な女の裏の顔。誰も知らない過去、覚えてしまった蜜の味、悲劇と破滅の予感…。
    39歳セレブ主婦の現在と、彼女の過去の話とが交互に語られます。
    サスペンス系かと思いきや、なかなかに濃ゆいディープな恋愛小説でした。
    身を滅ぼす程の恋心って恐ろしいものがありますね…。
    狂気にも似た恋の話、どっぷり嵌って一気読みでした!

  • 百田尚樹氏のような短いセンテンスで歯切れよい文章は心地よく好きですが、この作品は中途半端で内容も面白くなかった。「十三階の女」は素晴らしい作品だっただけにガッカリ。

  • セレブが集まる高級集合住宅地でミセスパーフェクトとよばれる玲花。封印していた玲花の過去がよみがえり。
    登場人物の誰にも共感できなかった。ただ不快な感情だけが残った作品。

  • んー。。あまり好きな話ではなかったかも。。

  • 残念。アゲハシリーズは良かったのになぁ。
    なんか無理した感が…真面目な人が無理した感。
    こういうのはもういいや。
    挑戦するなら、あと同性愛あれば完璧だった?
    世の中にはもっとヤバイやつはいる。ヤバイとも思ってないから、小説にもしない。

  • なんだかすごい。

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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