ドーダの人、小林秀雄 わからなさの理由を求めて

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.75
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 44
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513915

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】小林秀雄の文章は難解である。そこから筆者の「小林秀雄論」はスタートする。小林秀雄のコンプレックスを突き止め、偉大な文学者の本質を軽やかに衝く。難解な小林秀雄の文章が身近に感じられる、読みはじめたら止まらない文学論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文学

  • 予想外の面白さに驚いた。総体的な小林秀雄論というよりもその最初期に焦点を絞ったもの。なぜあのような批評家があの時期に世に出て多くの信者的なファンを得たのか——この謎の解明に使える武器は何でも使うとばかりに様々な角度から分析を加えていく。随所で笑いを交えながら!

  • なんとなくドーダが似合う。
    ランボー以降の文学、歴史、音楽、美術、古典、古美術、交友関係などを取り上げないと(仏文だけではなく)何も分からないような気がする。

  • 2016/9/1

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鹿島茂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×