- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022514769
作品紹介・あらすじ
元刑事・加瀬将造(38)は、借金取りから逃げ回るロクデナシの日々を送る。ある日、子どもの頃に家を出ていった父親が、孤独死したとの知らせを受ける。加瀬は父親が住んでいたボロアパートを訪ね、金目のものがないかと探すと、偽名で借りた私書箱の契約書があり、何者かが毎月30万円を送金していることを知る。さらに天井裏には古いVHSのビデオテープが隠されていた。再生した映像に映っていたのは…。
感想・レビュー・書評
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うーん面白くなかった。時間も止まらない。どこで止まるのか読み続けてそのまま終わってしまった。
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213頁10行目で時間が止まらなかっが、一気読み。悪い奴だらけ。
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結局登場人物が悪い奴ばかり。どんどん死んでくし。最後まで一気に読んだけれど、強い衝撃はなかったな。政治家の家はこんななのかいな。
それで、田村とつながる”彼”は?
まあ、あと一つ、爺さんの会話の調子は素敵で、気に入りました。 -
面白かった。二時間ドラマを観ているようなスピード感溢れる話だった。
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嫌な読み心地のサスペンス。死んだ父が得ていた謎の金。強請りのネタになりそうなビデオテープ。バカな議員の過去の悪行、とわかりやすそうな要素が並ぶわりには、案外と一筋縄ではいかない物語。しかしあそこまで悪辣だとは思わなかった……!
忠義を尽くそうとする貞次郎がかっこいいです。たぶん登場人物の中で一番まともな人間かと(苦笑)。ほんっとうにどうしようもない人間が多すぎますこの物語。だからこそまあ、ああいうことになっちゃっても同情できないし、さほど後味悪いと思わないんだけど。
ラストはなんかやるせない。そこまでして守りたかったのかなあ。 -
政治家であるところの一族の名前ってのはそこまでして守らねばならぬものなのか、と。
国会議員の妻であり母である「女帝」を支える男と脅す男。この2人、全く別の社会に生きて立場も逆のはずなのに、途中でキャラがかぶってしまう。どっちがどっちだ…と。
もう一つの「カネ」の流れの話がちょっと中途半端だったかも。 -
こういう気持ち悪さが好き。タイトル通り、一つのきっかけがあらゆるシーンに影響が広がって行きました。良かった。
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2021.8.26-440
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面白いんだけどどうしても帯の煽り文句が悪く引っ張っている感じ