十九、二十

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著者 : 原田宗典
  • 朝日新聞社 (1989年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022560742

十九、二十の感想・レビュー・書評

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  • 「十九、二十」2

    著者 原田宗典
    出版 朝日文芸文庫

    p7より引用
    “プチュン、プチュンと電子合成音が頭の中で弾ける。ハイスコ
    アを出すというただそれだけのために、一体幾ら使ったことだろ
    う。”

     コピーライターである著者による、薄暗い青春を描いた一冊。
    とある出版社でバイトをすることになった主人公の、二十直前の
    日々が描かれています。

     上記の引用は、バイトの面接を待っている時の一文。
    インベーダーゲームについて書かれていて、その年代を舞台とし
    ていることが想像出来ます。
     先に紹介した短篇集と同じように、全体的に陰気臭いので、明
    るく楽しい読書をしたい方には向いていないと思います。

    ーーーーー

  • 1997年3月8日読了。

  • 表紙はうなだれた人物。げらげら笑えない方の原田宗典。

  • 二十歳を迎える一人の大学生の青年。
    この時期は、やりたいことがいっぱいあったり、
    そのやりたいことをがむしゃらにやってみたりしているという
    そんな感じで捉えられがちな年齢。
    そして、多くの青春小説が、このように描いているであろう。

    しかし、この作品の主人公は
    自分が何をすべきか分からず、ただただ毎日を過ごすという生活を送っている。
    そして、挫折と失望に駆られる日々を過ごしている。

    淡々としたストーリーの始まりなのに、
    なぜか、どんどん作品に入り込んでいく。
    また、思い切った抑揚のある話の展開ではないのに、
    1つ1つの出来事が、その場面場面を色濃く出していると思いました。

    ぜひ、学生さんに読んでもらいたい1冊である。
    また、学生生活を終え、ちょっと落ち着いた人が読んでも良い作品である。

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