クレオパトラ 下

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022570338

作品紹介・あらすじ

地中海の覇権を争うアントニーとオクタヴィアヌス。愛するエジプトを守るため女王はローマと戦う。

感想・レビュー・書評

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  • 安定の宮尾さんの著書!
    読みやすい、飽きない!!下巻は3時間くらいかな?集中していたら、あっという間に読み切ってしましました。

  • とても長い話、読み終えるまでに随分時間がかかったが、読んでいる間は夢中であった。

    評価はあまり高くないようだが、私には非常に興味深い話だった。

    一国の女王としての威厳ある顔もあり、1人の女性としてのか弱い一面もあり、またその両面が成長していく姿。
    現代女性とも重ね合わせてしまう。

  • シーザーの死後、彼の遺書を見て衝撃を受けるクレオパトラ。
    その後情勢が不安定になり、彼女はローマの武将アントニーにその身を預ける。

    エジプトの女王とは言え、自国のために異国の武将に身を預ける決意をするクレオパトラ。
    彼女は美しいだけでなく、時勢を見る目もあり、度胸もある女性だったのだとこの本を見て分かります。

    巻末の参考文献のあまりの多さに驚きました。
    これだけの本を読むだけでもすごいエネルギーなのに、それをひとつのお話にまとめるなんてすごい事だと思います。
    2年半の月日を費やされたと書かれてありました。
    ただそれだけ心血そそいで書かれたものなのに、私にはこの本が面白いと思えなかった。
    最後までこの本を伝記としても小説としても見れませんでした。

  • も〜なんといいましょうか、
    人間も本当動物なんだよなぁ、って思わざるを得ない。
    歴史の浅はかさ。
    こんな「誰が好き」「誰が嫌い」、「誰と結ばれたい」「あの女がほしい」といった低次元で大勢の人間を巻き込んだ戦争が行われ、人々が処刑され、愚か過ぎる。
    クレオパトラ、よくまぁ、一国の女王としていられたなぁ、って思う。ただの恋に生きる女じゃん、って思っちゃったしね。

    こんなの自腹切って買ったんじゃなくって良かった…。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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