本の雑誌血風録

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022571519

作品紹介・あらすじ

自伝的大河青春小説、"実録篇"に突入。椎名はひたすら書いた、沢野もひたすら描いた、目黒はひたすら読んだ、そして木村はひたすら歌った。

感想・レビュー・書評

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  • 本の雑誌の黎明期を、椎名誠が軽妙洒脱な文章で描いている。

    椎名誠が会社員、本の雑誌の編集長、テレビやラジオの出演、作家活動など、2足、3足のわらじをはきながら、「ドーン」と勢いだけで突っ走る姿は、一人血風隊。

    椎名や沢野、目黒、木村といった中心人物や、ストアーズレポートの編集部員、助っ人たちがイキイキと喋り、必死に走り、豪快に呑みまくる姿は、なぜか感動的で、こっちまで元気がでてくる。

  • 1999年7月読了。

  • 1976年4月「本の雑誌」ついに創刊。椎名誠はひたすら書いた、沢野ひとしもひたすら描いた、目黒考二はひたすら読んだ、そして木村晋介はひたすら歌った。みんな熱く燃えていた70年代の青春群像を描く自伝的大河小説。

  • 自伝的大河青春小説、“実録篇”に突入。椎名はひたすら書いた、沢野もひたすら描いた、目黒はひたすら読んだ、そして木村はひたすら歌った。


  • 創刊以来の編集長・椎名誠が語る、「本の雑誌」と著者怒濤の歴史。
    ”血風録”とあるだけあってかなり荒波。”風雲録”とは雰囲気がガラッと
    変わって面白い。沢野ひとしの挿絵にホッとさせられることもしばしば。笑
    『風雲録』と『血風録』。言い換えれば、『発行人』と『編集長』。
    この両視点の読み比べがオススメ。二冊セットでどうぞ。
    順番は『風雲録』が先か。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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