- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022571878
感想・レビュー・書評
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初めはなんだか真面目に東京の話だったのが、だんだんと横尾忠則だからこそ書ける文章になってきて、最後まで読んでよかった。
イコール、段々、東京と言う枠はあまり関係なくなってきて(笑)、横尾氏とゆかりのあるアーティストや作家との思い出やエピソードを楽しく読んだ、というものかも。
瀬戸内寂聴が国会議事堂に住んでたというのはビックリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
横尾忠則と共に歩く東京の町は文学と映画で埋め尽くされた死者の町でした。東京なのだけれども東京でない(というよりも私の見てきた、そして現在も尚見ている東京でないと言った方が正確だろうか)、妖しさがゆらゆらしている。死者もゆらゆらしている。横尾さんの思い出と私の思い出が入り混じって文学やら映画やらを通過していく読書がとても面白かった。
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500
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東京散歩好きにはおいしい一品。
文学好きにもコクのある一品。
横尾忠則が、かつての東京を通して今の東京を見る、怪物都市への鎮魂曲。
挿絵入りのエッセイです。
慣れ親しんだ物語や風景に、新たな発見があるかも。
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(小田急線成城在住の画家)