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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
お母さんの手術の話になってから急にストーリーが進み、ちょっともったいなかった。途中までは安男の話で展開もよかった。
地位も妻もカネも、失った男が、心臓病の母を乗せて100マイル(160キロ)先の病院へ向かう物語。
どんなときにも、人は誰かの善意をかき集めて活かさせてもらっている。何か一つ欠けてもすべてがダメになる。それに気づかされる一冊だった。
なお、この小説に挿入されている「500miles」という曲もいい曲だ。忌野清志郎や松たか子が歌っている日本語版はややスローペースだが、作曲者であるHedy Westのバージョンはややアップテンポのウエスタンの曲なので、本書の展開を掻き立てる意味でも、BGMにしながら読んでみてもいいかもしれない。
バブル崩壊で会社も家族も金も失った40歳の城所安男が、心臓病の母を救う為、神の手とも云う心臓外科医、曽我医師めざし千葉のサン・マルコ記念病院への100マイルの道のりをポンコツ車が走る。 正直、読んでいてドキドキしていた。 途中で、息途絶えてしまうのでは・・・と、気がかりで先へ先へと 読み進められた。 読んでる最中に 堪えきれなくって涙が流れて仕方がなかった。 そして、自分の母の事を思... 続きを読む »
百マイルというのは約百六十キロメートル。東京都心から千葉外房までの距離だそうな。これが長いのか短いのか、よくわからない。さらに徒歩・自動車・鉄道・飛行機…その移動手段によっても距離の感覚が人によって異なるであろう。 さらに加えればこれは、スタートとゴールがはっきりしているから測ることができる感覚。静止している点から点への移動距離。もしもこの両点が止まっていなくて常に動き続けていたとしたら、こ... 続きを読む »
バブル崩壊で会社も金も失い、妻子とも別れた中年男の話。兄姉は裕福な生活をおくっているが弟や母親には冷たい。 心臓病の母親に手術をうけさせる為に百マイルもオンボロ車で神様の様な医者の元へ走る。 「俺は医者が嫌いだ。医学をまなんでいるうちにどんどん嫌いになっちまったんだ、あいつら欲のかたまりだよ、患者を薬漬けにして金もうけをしている。・・・・ 金が欲しけりゃ商売やりゃいい、俺は何も欲しくない。そ... 続きを読む »
この頃ちょっと重いものばかり読んでいたので
タイトルなら知っているヒット作を読んで見ようと思い図書館で借りてきました。この作者は鉄道員と蒼穹の昴を読んだことがあります。
なんと言うか切ない話です。
神様みたいに良い人はみんななんで幸せになれないのかなあ。自分的にこのお話の影の主役は藤本医師で主役はマリちゃんだと思います。良いヒトだなあ。だからこそあのラストが切ない。
ありがとう。すごい言葉だなあ、と思います。
キャラ造形やストーリー展開に首をかしげるところがいくつかありました。なんで、病院の行き方ちゃんと調べていないんだよ!とかただ、おふくろが倒れたのがバブルのころだったら、きっとおれはここまでしなかっただろうと考えは、なんとなく共感できます。
経営していた会社の倒産で負債を抱え込み、妻子には去られ、そして同級生にはバカにされる。
そんな毎日を送っていた中年男が自分の母親の危機を一発逆転で乗り切ろうとする。
すごくいい話でした。
いろいろ身につまされた。
重病の母親を生かす為に必死に行動するヤッちゃん。いろんな人の善意を受け目的は達成した。ヤッちゃんは会社を倒産させて離婚し家族とは離れ離れ。そのヤッちゃんを愛し、愛する人が本当に幸せになることが自分の幸せと考えるブスでデブなホステス/マリちゃん。離婚した妻とのよりを戻させようと行動し、自分はヤッちゃんから姿を消した。
母を百マイル先の病院まで連れて行った男の話。 4人兄弟の末っ子である安男。上の兄姉達は社会的に成功している中、バブルの崩壊と共に会社を潰して落ちぶれてしまった。 離婚した妻への仕送りに生活を圧迫され、別の女の世話になっているある日、母が運ばれた病院から連絡が入る・・・。 あまり期待しないで読み始めたが・・・浅田さんはすごいなぁ。 40代のパッとしない主人公のはずなのに、どんどん好感... 続きを読む »
裕福故に見えないものがる、貧困故に見えるものもある。全てを失った男が、母の病気を期に家族・恋人などへの愛と自分自身取り戻していく様が印象的。主人公の目線でほとんどのストーリーが語られていくので、少し閉塞的な所もあるが、浅田次郎らしい人間描写に好感が持てます。
医学部の学生さんに,学生時代に読んで欲しい一冊だ。日本にいくつ医学図書館があるだろうか。その図書館を経営する人たちは,医学部の学生に,専門書以外にどんな本をどんだけ読んで欲しいと思っているのだろうか。国家試験に関係ない本は読むなと言っていないですよね,おそらく。
久しぶりに読んだ浅田本。いいなあ。また図書館の中を探してみよう。
バブル時代に栄華を極め、今は落ちぶれて妻子にも逃げられた中年男が、 重い心臓病で死を待つだけの母親に、奇跡を起こすために奔走する物語。 いやー、クサイ(笑)。さすがにこれはない。ちょっとありえません。 自分だったらやっぱり、冷たいお兄ちゃんたちと同じように、諦めるような気がする。 見舞いに行かないとか、ほったらかしたりはしないが、 せめて最後の日々を穏やかに過ごせるように、その方向で... 続きを読む »
泣いた。 Amazon.co.jp 主人公の城所安男は、自分の会社をつぶしてしまい、いまや別れた妻子への仕送りもままならぬほど落ちぶれた中年男。ある日、心臓病で入院する母を見舞った安男は、主治医から病状の深刻さを告げられ愕然とする。そのまま治療を続けても母の余命はごくわずか。残された道はただひとつ、謎の天才外科医にバイパス手術を施してもらうこと。衰弱した母をワゴン車に乗せた安男は... 続きを読む »
内容(「BOOK」データベースより)
経営する不動産会社を潰してしまった城所安男は自己破産者となり、別れた妻への仕送りにも頭を悩ます日々を送っている。そんなある日、狭心症で入院中の母を見舞った安男は、主治医から母の心臓が極めて危険な状態であることを知らされる。安男は母の命を助けるために、天才的な外科医がいる千葉県鴨浦町のサン・マルコ記念病院をめざして、オンボロ・ワゴンで百マイルの旅に出た…。バブル崩壊による自己破産、離婚、子供たちとの別れ、そして重い病を患う老母―病める現代社会を象徴する家族の問題を描く、小説トリッパーに好評連載された直木賞受賞後初の長編小説。
もう、最高でした。
こういうのが好きなのです!!
私は、こういうのが大好物なのです!!
ジーンと感動する、心にしみる、今までで一番!って思える本でした。
さすが浅田次郎☆
さっくり読めたけど、あまり響かなかった。
もう少し年をとってから読むとガッツリきそうだけど、そのときはガッツリ過ぎてダメかもしんない。
090715
マリが居なくなっていなかったら、いったいどーするだろう。それとその後のヤッちゃんの活躍を知りたいところ、でも、そこまで書いてあるとかえって興ざめかな。

本を読んで号泣したのは生まれて初めてだと思う。
愛は、優しさは、なぜ、こんなにも自己を犠牲にするのだろう。
どうして自分が幸せになることよりも、
愛した人の幸せを、幸せだと信じられるのだろう...






