エイジ

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著者 : 重松清
  • 朝日新聞社 (1999年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022573520

エイジの感想・レビュー・書評

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  • 主人公エイジの住むニュータウンで繰り返される通り魔事件。
    その犯人は中学二年であるエイジのクラスの「普通」な同級生だった。
    通り魔のように人を殴ってしまいたくなる「その気」はエイジにもあり、苛立つエイジ。
    また、成長痛で休部している部活内での友人へのいじめ。
    片想いである相沢志穂と、志穂に紹介され付き合う事になった後輩との関係。

    1998年と自分が丁度中学の時に書かれたもので、現実にも同じ世代の子供たちが色々な事件を起こしていたような記憶がある。

  • 中学生の暴行事件を、当時の同級生の目線で書いたもの 20年近く前の著書ながら、今に通じるものがある

  • 連続通り魔事件の犯人は、クラスメイトだった。
    自分がそいつになるかならないかの境界線は、
    どこにあったのか。

    これは、酒鬼薔薇事件の
    「結局は犯行に及ばなかった私たち」サイドの物語だと思う。

    あの頃自分が感じていたこと、
    でも表現できなかった思いがここにあります。

    いつ踏み外してもおかしくない隙間だらけの階段を上っていたあの頃。
    中学生の、少なくとも私の、「リアル」を感じさせる作品です。

    重松嫌いだったけど、好きになりました。

  • 中学生の時期っていろいろ複雑で難しい。中学生の空気感やちょっと大人ぶっちゃうところ、カッコ悪いことを異様に嫌うところ、友達との関係性、会話などなど、中学生が本当にリアルに描かれていました。物語の土台自体はそんなにころころ変わっていないのに、道場人物の心の動きが丹念に描かれているので飽きない。読みごたえ抜群でした。エイジの葛藤やじたばたする感じ、中学生目線で考えて考えていく、そこに引き込まれましたし、ツカちゃんや岡野、タモツくん、家族など魅了される人たちでいっぱいでした。とくにツカちゃんいいやつ!

  • 同級生の通り魔事件を軸に揺れ動く中学生の不安定さを描いてます。青春小説といえると思う。
    通り魔という「キレた」行動と「キレない」の境界の越える・越えないの違いは何によって決定されるのか?自身の中にある「キレそうな」衝動と向き合う主人公エイジなのであります。

     ・幸せな、仲の良い一般家庭
     ・憎めない不良のクラスメート
     ・頭の良いクールなクラスメート
     ・好きな子と慕っている女の子
     ・バスケを通じた親友とその部活内の反抗分子
     ・先生、記者、医者、近所のおばちゃん

    中学生の世界で、もやもやしてます。
    対象や事の影響度・重大さはちがえとも、正義や倫理への疑問、釈然としない思いや衝動的行動を起こしたい/ぶち壊したい欲望みたいなものは大人になっても持っているものなのではないでしょうか。いつまでも折り合いのつけられない感覚だと思います。

    部活での無視に対して親友を助けない(口出ししない)、先生に言わないのがクールでありそれが正義(かっこいい)という価値観は、引っかかります。正解のような間違いのような...。

    いま、私は中学生の父でもあります。この本の状況に陥ったときに、娘たちに対して、正しく対処できるかと思ったりしながら読みました。多感ではあれども、エイジのように本質をさぐるような思考能力があるようには見えませんがね。

  • (1998.08.15読了)(新聞連載)
    第12回(1999年) 山本周五郎賞受賞
    (「BOOK」データベースより)amazon
    舞台は東京郊外のニュータウン。孤高の秀才・タモツくん、お調子者で悪ガキのツカちゃん、ちょっと気になる相沢志穂、シカトされるバスケ仲間・岡野、ぼくを好きな本条めぐみ、優しい家族に囲まれマジメなぼく…。そんな日常のなか、ぼくらの街で起こった連続通り魔事件の犯人は、クラスメートのタカやんだった。事件に揺れる中学校生活のなかでみつめる、ほんとうの自分とは?14歳、思春期に揺れるいまどきの「中学生」をリアルに描く90年代最後の少年文学。

  • ★1.5

  • ドラマの「とんび」を見て、そういえば重松清を読んでみたかったのだ、と思い出した。
    さすがに「とんび」は図書館だとまだまだ予約待ちなので、とりあえず有名な「エイジ」を読んでみた。

    妊婦さんを流産させてしまった通り魔。
    その通り魔がクラスメイト。
    子供だから逮捕されてもすぐに教室に戻ってくる。
    その時今までと同じように接することができるのか。
    できないのなら、どのように接すればいいのか。
    同じクラスの子供達もだけど、先生達大人にとっても難しい問題だと思う。
    私ならどうだろう。
    無理かもしれない。辛く当たるかシカトするか。
    もやもやとかイライラを他人で発散するのは結局自分に甘いということ。

  • 中学生の生き方の物語。自分の頃と比較すると、このような考え方だったと思うことは相当あってうなづけた。
    ただ、小説にこのような物語を求めてないので、私としては微妙。感動するとかってよりは、共感することがあるかな。男子限定で。

  • 大人と子供の境目で揺らぐ少年たちの
    心情は、同じ年代の読者であったり、年頃の子を持つ親であれば想うところがあるかもしれませんが、該当しない自身にはピンとこない題材でした。
    それでも、物語として楽しめました。

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舞台は東京郊外のニュータウン。孤高の秀才・タモツくん、お調子者で悪ガキのツカちゃん、ちょっと気になる相沢志穂、シカトされるバスケ仲間・岡野、ぼくを好きな本条めぐみ、優しい家族に囲まれマジメなぼく…。そんな日常のなか、ぼくらの街で起こった連続通り魔事件の犯人は、クラスメートのタカやんだった。事件に揺れる中学校生活のなかでみつめる、ほんとうの自分とは?14歳、思春期に揺れるいまどきの「中学生」をリアルに描く90年代最後の少年文学。

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