日本社会で生きるということ

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著者 : 阿部謹也
  • 朝日新聞社 (1999年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022573568

日本社会で生きるということの感想・レビュー・書評

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  • 「世間」と明治以降翻訳された「社会」の違い。「世間に顔向けできない」というが「社会に顔向け・・・」とは言わない。「世間」という言葉の背景から生れる差別意識。そして「個人」のない日本。また日本にしかない概念「(権力という意味での)公」、「他人」。いかに日本人が主体性のない民族か、ということを完膚なまでに思い知らされる一橋大元学長による著書でした。この中で、欧州も12世紀までは日本と大差がなかった、そしてなんと混浴が16世紀初頭までは常識で、なんと結婚式の直後に新婚夫妻が招待客と浴場を借切りにより、裸で浴場において遊興した!という真面目な記述には驚きました。当時の版画からそれが分かるそうです。日本では100年前に法律で混浴を禁止するまでは当たり前だったわけで、驚くべきことではないのかも知れません。14世紀のペスト、19世紀のコレラなどの大流行もあり、衛生意識の高まりにより昔からの多くの風習が変わって行ったということです。

  • 引用ー
    自分が生まれ育った生活の中で、自分がどういう「世間」に縛られているのか、あるいは、どういう「世間」によって生かされているのか、ということに目を向けて、気づいた時に初めてその人は、いわば広い世界の中にいる自分に気づくー

    というのは、尾花ゼミの読書会を重ねるにつれ、自分がどういう思想に浸って生きてきたかに気づかされた瞬間と似ている

    続く

  • 図書館にて
    6/7読了

  • 日本では、お店の人は「私」にではなくて「お客様」に対して接客する。

    そんな笑顔だったら、私はいらない。

  •  西洋中世史の専門家による日本文化論。「世間」という概念をキーワードに、何回かの講演を集めて本にしたものです。ヨーロッパ暮らしが長いせいか、この本の切り口は心から納得のいくもので、最初読んだ時まさしく目から鱗が落ち、今までの疑問がすっきり整理できたような感じがしました。西洋文化との比較も興味深く、とても勉強になりました。ドイツと日本との、文化のギャップに悩む友人たちの間で大好評です。すでに文庫化されています。

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阿部謹也の作品

日本社会で生きるということはこんな本です

日本社会で生きるということの作品紹介

カギとなるのは「世間」という存在。西洋史学の第一人者が、日本社会の基底にある根本的な問題を、現代人のために、わかりやすく解き明かす。

日本社会で生きるということの文庫

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