- Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022576262
作品紹介・あらすじ
新たな歴史絵巻として世に問う、著者渾身のライフワーク、遂に刊行開始!若き日の清盛、自らの運命を如何に受け止め、この乱世を生きていくのか。そして、貴族社会の盛衰に翻弄される女たちは-。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
久しぶりの宮尾登美子。
さすがに細かいことまでよく描かれていて、わかりやすい。
でも、何だろう?
「序の舞」や「きのね」を読んだ時のような、ドキドキ感がない……
一気に読ませるところはさすが。
たぶん、全巻、読破させられる予感。
もっと面白くなって頂戴♪ -
-
『平家物語』の現代語訳小説です。同類のものとしては、これまで吉川英治の『新平家物語』がよく知られていましたが、宮尾登美子が新たな切り口で小説化しました。これも読み比べてみるとおもしろいです。 (2010: 上野麻美先生推薦)
-
読みやすい。
-
源氏物語を遥かに上回る、複雑な人間関係・・・・・・読み易いとは言い難い。が、この話が出所のエピソードやら、セリフやら沢山あって、読んでよかったわーという感じ。
-
宮尾氏の歴史物は歴史パロディと表現すべきではないのかと思うほど、独自解釈の幅が広い。そうした舞台で描かれた『天璋院篤姫』『東福門院和子の涙』といった成功例もあるが、かような作風で『平家物語』を銘打つのはどうだろうか。私はいきなり清盛と時子の関係につまずいた。現代ナイズもやりすぎると都合のいいところだけ時代考証無視っぽくて(せっかく調べこんであるのに〜)なんだか惜しい。