地域からの世界史 1

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022584960

作品紹介・あらすじ

半島の朝は鮮やか。やばかりじゃない。われわれのもっとも知るべき隣人の歴史が、ここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 古代から説き起こして、1987年の民主化宣言後までの朝鮮半島の歴史を、コンパクトに解説している本です。

    全体で200ページをすこし超える程度の本ですが、白黒ではあるものの写真も多く掲載されています。また文章にかんしても、細かい点は省いて概要を把握することのできるような説明になっており、入門書として適当な内容であるように思います。

  • 被虐史観、民族史観といったバイアスのかかっていない朝鮮史を読みたかった中で、ようやく出会えた一冊
    韓国の教科書、日本人教師が書く解説書、日中韓の共通歴史教科書、作る会の教科書などを読みましたが、この本が一番、国内事情(自国史観)、国際事情(外からの見方)をバランスよく取り上げていました
    日本人は、日本の歴史と同時に、近隣国の歴史をもっと知るべきです
    韓国人の行動が理解できない時、相手が認識している歴史観は実は大きな手助けになります
    それは、実は自分が認識している歴史観に、いい意味で(それを肯定否定と捉えるのでなく)気づかされることでもありました
    その先に周辺国との戦略的関係が描けるのではないでしょうか?

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著者プロフィール

武田幸男(たけだ・ゆきお)
1934年生まれ。東京大学名誉教授。専門は朝鮮前近代史。
著書に『学習院大学蔵 朝鮮戸籍大帳の基礎的研究』(学習院大学東洋文化研究所、1983年)、『高句麗史と東アジア』(岩波書店、1989年)、『高麗史日本伝』上・下(岩波書店、2005年)、『広開土王碑との対話』(白帝社、2007年)、『広開土王碑墨本の研究』(吉川弘文館、2009年)、『新羅中古期の史的研究』(勉誠出版、2020年)などがある。

「2022年 『新羅政治社会史研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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