百代の過客 下: 日記にみる日本人 (朝日選書 260)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022593603

感想・レビュー・書評

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  • 戦いにあけくれた足利2代将軍義詮が文化人だった!日記「住吉詣」の著者であることが確実とのこと。日本人の奥の深さを感じさせる記述です。そして残酷将軍・義教も。歌人として優れていた。旅人・宗祇「白河紀行」「宗祇終焉記」の魅力。そして能因法師、西行、宗祇の跡を訪ねる芭蕉。日本は旅が好きで優れた旅日記が多い。そして素晴らしい結語から引用・・・「日記作家こそ、まことに百代の過客、永遠の旅人に他ならない。彼らの言葉は、何世紀という時を隔てて、今なお私たちの胸に届いて来る。そして私たちを、彼らの親しい友としてくれるのである。」学校で学んで以来、開いたことのない、「奥の細道」を一度読んで見たいと思います。

  • おじいちゃんのおすすめ。
    一応全部読んだけど、私にはちょっと難しかったから、もうちょっと成長したらまた読まなきゃ。
    解説みたいな感じかな。

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著者プロフィール

1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学名誉教授。日本文学研究者、文芸評論家。2011年3月の東日本大震災後に日本永住・日本国籍取得を決意し、翌年3月に日本国籍を取得。主な著書に『百代の過客』『日本文学の歴史』(全十八巻)『明治天皇』『正岡子規』『ドナルド・キーン著作集』(全十五巻)など。また、古典の『徒然草』や『奥の細道』、近松門左衛門から現代作家の三島由紀夫や安部公房などの著作まで英訳書も多数。

「2014年 『日本の俳句はなぜ世界文学なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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