入門バクロ経済学 (朝日選書 704)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022598042

作品紹介・あらすじ

「経済学なんていらない」と叫ぶ異端の経済学者と天才プロデューサーが、ちまたにあふれる入門書ではわからない「経済」の本質に迫る。異色の対話集。ヤワな入門書じゃわからない経済のヤバイ話。

感想・レビュー・書評

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  • 自称、業界のアルカイダ、金子勝と
    テリー伊藤の対談本。

    思いつきでしゃべるテリー伊藤と
    それを諌めて、時々講義調になる金子。
    いまひとつ話がかみ合っていない気がする。

    結局合意点は、お金よりも生きがい、キャバクラ?
    見たいなありがち、かつ低いレベルの話になっている。

    実は俺、ほんとのこと言うと、経済にあまり興味ないんですよ
    p144、テリー伊藤
    じゃあこういう仕事?受けないほうがいいのでは。

    2002年と言うことで、
    小泉・竹中構造改革路線←金子が大批判
    銀行への公的資本注入
    などが話題

    優秀な若手銀行マンが「こんなバカ共と仕事はできん」
    と外資系に転職して、邦銀株をバンバン売る
    すごい快楽らしい、という記述には笑った。

    グローバルスタンダードでなくてアメリカンスタンダード

    薄い本なのでサクサクと読む。

  • 賛同できない部分もあるけれど、考え方の一つとして読むのはいいこと。
    グローバル化がアメリカ化、というのはそうかもしれないけれど、それを止めるすべは今のところないわけで。
    押し寄せる波にあらがうのでなく、水をかぶりながらも乗りこなすしかない、と私は思います。

  • 大平首相も政策を決めるのに、最後は祈祷師に頼んでいた。レーガン大統領も奥さんが占星術に凝っていた。悲しいかな、人間の判断なんて十対はそんなもの。
    銀行の大きな本店なんていらない。
    地方の銀行なんか貸金庫行になっている。
    銀行にお金を預けておくと危ないっているんで金持ちは貸金庫に預けてる。
    日本の今後の国際競争力は今後は芸能人やらの人材の輸出になるのではないだろうか。

  • 竹中平蔵による経済改革を批判している点は理解できるが,じゃあどうすればいいのかという点があまりわからなかった。「お笑い〜」シリーズもそうだが,テリー伊藤は,対談にけっこう向いていると思った。爆笑学問の太田も見習って欲しい。

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著者プロフィール

金子 勝(かねこ・まさる):1952年、東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現在、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻。著書に『市場と制度の政治経済学』(東京大学出版会)、『新・反グローバリズム』(岩波現代文庫)、『「脱原発」成長論: 新しい産業革命へ』(筑摩書房)、『平成経済 衰退の本質』(岩波新書)、『資本主義の克服』(集英社新書)ほか多数。

「2023年 『イギリス近代と自由主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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