幕末狂乱: コレラがやって来た! (朝日選書 787)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022598875

作品紹介・あらすじ

黒船の耳をつんざくような砲声から2年、天地を動転させた大地震と大津波の襲来は、国土を焦土と化した。人々の恐怖をあおり、この世が根底からひっくり返る-、そこに安政5年(1858)、コレラが襲いかかった。罹ったら最後、3日で死ぬといわれるコレラには、旧来の仏教や氏神では太刀打ちできない、より強い霊力のある神仏や流行神にすがるしかない。コレラを操る悪狐の天敵、御神犬やお札を求め、遠く京から神社を勧請して、災厄に立ち向かう。あらゆる手を尽くしても衰えないコレラに追い詰められれば、一転無礼講の祝祭に走る。東海地方の村々に残る名主の記録から、村人がどのようにコレラと闘ったのかを再現してみると、おかしくも、またたくましい幕末庶民の姿が見えてくる。

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著者プロフィール

1940年静岡県生まれ。国立歴史民俗博物館名誉教授。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。群馬大学教育学部教授、国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授を歴任。文学博士。専門は近世教育・社会史、アウトロー研究。著書に、『日本民衆教育史研究』(未来社)、『国定忠治の時代』(ちくま文庫)、『江戸の教育力』(ちくま新書)、『江戸の訴訟』『清水次郎長』『一茶の相続争い』(岩波新書)、『清水次郎長と幕末維新』(岩波書店)、他多数。

「2020年 『江戸のコレラ騒動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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