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みんなの感想・レビュー・書評
なじ■「虚」と「実」の世界が交わる山田風太郎流八犬伝。
元の話も面白いですが、このお話がもうむちゃくちゃ面白くて上巻終わったらさァさっさと下巻を見せろ!!という勢いで読みました。山田風太郎の文章が本当に大好きだ…
子供心を江戸時代に引きずり込んだ思い出の一冊。
やっぱ面白い。
そしてやっぱり宮田雅之さんの切り絵が美しい!!
八犬伝の物語の「虚」の世界と
作者の馬琴と北斎の回りを描いた「実」の世界。
二つの世界の対比が物語りをものすごく深いものにしていると思います。
『あと千回の晩飯』みたいなユーモアもすきだけど、やっぱ山田風太郎の筆が冴え渡るのはケレンミあふれる活劇なんだなぁ。
うーん、すごい。
滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」は有名であるが、なにしろ分量が多くて、原本を読むわけにはいかない。
で、いろいろな人が、その人なりの「八犬伝」を書いているわけだが、この本は異色である。上下二巻。
「虚の世界(八犬伝の物語の世界)」と「実の世界(滝沢馬琴が物語を書いている世界)」が交錯して描かれる。
「虚の世界」は、単なるあらすじにとどまらず、しっかり面白いし、「実の世界」には、葛飾北斎が馬琴の友人として登場し、馬琴の実像を浮き彫りにする。
「実の世界」のラスト、視力を失った馬琴が、「八犬伝」の善と悪の帳尻を合わせるために、漢字を書けない、息子の未亡人(嫁です)に口述筆記で物語を完結させようという執念には、鬼気迫るものがある。
ラストの一文が胸を打つ。
「南総里見八犬伝」
世界伝奇小説の烽火、アレキサンドル・デュマの「三銃士」に先立つこと三年。
滝沢馬琴の生涯と八犬伝の物語がクロスしていく作品。
自分、山田風太郎氏の本をまともに読んだのはこの作品だけ…
面白かった!
本読みにとって章のタイトルで期待感を膨らませる事があるが、この作品を読み進めるうちラストの「虚実冥合」に並ならぬ緊張感と寂しさを感じた、もちろんかなり面白い。
「虚実冥合」という言葉のセンスも光る。
滝沢馬琴も出てくる。
山田風太郎とは思えない、実にまともないい八犬伝です(笑)物語と、原作者の馬琴の話が交互に入ってます。オリジナル部分も多いですが、多分そこらのダイジェスト八犬伝よりはこれが一番綺麗にまとまっている気がする。馬琴の物語も面白い。八犬伝を手軽に読むなら、個人的にはこれが一番おすすめ。
2010/8/11〜8/18
最近、廣済堂文庫から新装版が出たが、これはかなり前の朝日文庫版。
長らくの積読本である。
里美八犬伝は大昔、NHKの人形劇で観た記憶があるが、詳しいことはあまり覚えていない。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の順番に並んでいて、こういう歌詞の歌があったのはしっかりと覚えているが。
この作品では、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の虚構の世界と、馬琴と北斎の会話を中心とする実世界が交互にでてくる。新聞連載小説だけあって、山田作品につきもののエロ・グロは押さえ気味であるが、古典の世界を興味深く読ませる作品である。下巻も楽しみ。
八犬伝〈上〉山田 風太郎 / 朝日新聞社(1986/03)Amazonランキング:64,191位Amazonおすすめ度:まさに虚と実が混ざり合う感動の傑作絶品!八犬伝:ダイジェスト版Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog 面白い!としか言いようがないです。ほんとの八犬伝は読んだことがないのですが、本物より面白いんじゃなかろうか。多分。... 続きを読む »
私が八犬伝にハマるきっかけになった小説。
「虚(八犬伝)の世界」と「実(馬琴)の世界」が交互に描かれていて、馬琴がどのように物語を紡ぎ出していったかわかる仕組み。偏屈じーさんな馬琴がかなり愛おしいっす(笑)。馬琴が北斎に語る「虚(八犬伝)の世界」も、大角と信乃さんが幼馴染みだったりするオリジナルストーリーがツボツボ!(後で原作の設定を知って、「なんで大角と信乃さんが幼馴染みじゃないのー?」とショックだったほど/苦笑)
八犬伝という作品はかなりいろんな方がアレンジ創作している作品の一つです。
この風太郎さんの八犬伝(上)(下)もその一冊。
原本を読んでから読んでみたい一冊です。
八犬伝好きさんはいろんな八犬伝を読みあさるのが好きなのです(笑)
忍法帳シリーズは文句なく面白いけど、この作品は「八犬伝」と馬琴の生涯がクロスしながら進んで行きます。他の山田風太郎さん作品からすると、静かな感じの作品でした。

読了しました。ほぼ10年前に買った本です。
買った時には読んで直ぐ途中で挫折したのですが、すっと気になっていて
最近書棚からひっぱり出してきて読み終わりました。
感想は、
面白い!
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