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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022606983
感想・レビュー・書評
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詩人ポール・クローデルの姉であり、ロダンとの熱烈な恋を経て、精神を病んでいった女性彫刻家カミーユ・クローデルの評伝です。
たぐいまれな才能をもちながらも、ロダンとの愛に傷つき、その才能を十分に発揮することなく生涯を終えることになったカミーユの姿を、一人の女性の悲劇としてえがこうとしています。ロダンが女性との恋愛に「生命」との結合を求めたのに対して、カミーユが精神的な高まりを求めたという本書の解釈の枠組みはすこし図式的に思えなくもありませんが、彼女の生涯がドラマティックにえがかれていて、おもしろく読むことができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新書文庫
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