ベスト&ブライテスト〈上〉栄光と興奮に憑かれて (朝日文庫)

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制作 : David Halberstam  浅野 輔 
  • 朝日新聞社 (1999年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022612618

ベスト&ブライテスト〈上〉栄光と興奮に憑かれて (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 絶版のため中古を購入。「コールデストウィンター(朝鮮戦争」を先に読んでいたのだが、「コールデスト…」の方は、戦争体験者のインタビューによる戦争場面の再構成が随所に挟まれていて、それがスパイスになっている気がしたが、こちらはあくまでも戦場の話は出てこず、ワシントンのどたばたが話の主流。それをどうみるか、なんでしょうね。一般にはこちらの評価の方が高いのでしょうが、私には冗長さが際立っているように感じました。訳文はよくこなれていて、名文だと思います。

  • ケネディが、そしてのちにジョンソンも学ぶように、軍部はいったん敷居をまたがせると、一筋縄では言うことを聞く相手ではなかった。その後あらゆる時点で、軍部による見通しは誤りを犯したが、そのことで遠慮をするような軍部ではなかった。普通ならば、彼らは信用を失い、その圧力も減退していくものと考えられるのだが、軍部については事は逆転であった。圧力はむしろ高まり、要員、兵器、攻撃目標すべてについて要求は増大していった。核兵器の使用に至らぬ限り、軍部のツケはすべて文官に回されるのである。

  • 書名は聞いたことがあったけど、どういうわけかアメリカの青春学園小説と思い込んで全く読む気なしだった。が、ベトナム戦争のノンフィクション物だと知って、古本屋で探し出した。登場人物の描写が濃厚で司馬遼太郎の小説っぽい。わかりやすい。一方で出来事に関しては散漫な感じがしてとらえにくい。分析はおもしろい。 

    ・当時は共産主義に対して生ぬるいと批判されないことが政治家の行動原則だった様子がよくわかった。「ベトナム戦争はマッカーシズムの対価」というのは印象的だった。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(立花隆選)
    二十世紀の歴史34
    二十世紀ジャーナリズムの一つの頂点。ベトナム戦争とケネディ政権の裏の裏。

  • (欲しい!) ベトナム戦争/文庫

  • インドシナ戦争の教訓に何も学べずベトナム戦争をぐだぐだ続け、国民を殺しまくった「優秀な人たち」の情けない一代記・全3巻。市民意識がアメリカに比べ四半世紀ぐらい遅れている日本なら、この本の内容あたりで今ちょうど親近感がわき肌感覚に合うんじゃないでしょうか。

    こういう良ノンフィクションが、今後、アメリカはもとより日本でも決して世に出ることはないです。
    文が長いから、売れない。

  • ずいぶんと昔の本なので、少し季節はずれのような印象がしますが手に取ってみました。ベトナム戦争の事情をほとんど知らないものにとってはなかなかとっつきにくい本でした。文庫3巻で長いし。それでも何かを感じ取ることができる本です。

    著者は従軍記者でもあったので、ベトナムの泥沼が描かれるのかと思っていたら、政権内の人物描写と争いが、おそらくは意図的に延々と描かれいました。
    優秀な個々人が、強烈な自己意識のもと自身の権力を保とうとする努力が総体として道を誤らせたということなのかもしれません。個々の権謀というよりも権力一般が必ず内に含む陥穽のようなものな印象を受けました。
    あまり軽々に判じるものではないのかもしれないが、読み進むにつれて感じる印象はイラクとの相似性です。(ブッシュ政権のメンバーは、大統領含めてケネディ政権のメンバーほど優秀だとされてないようですが...)

    「ジョンソンは自信に欠けるがゆえに忠誠を求めたが、ケネディは自信に満ちているがゆえに、忠誠を求めた」
    ハルバースタムの描くジョンソン大統領が必ずしも正しいと限らないとしても、またケネディとの比較があまりにも不公平であるにしても、どんなレベルの組織でもこのような言ってみれば違う形の「忠誠」があるように思います。

    ベトナム戦争の本というよりも、ワシントンについての本。ベトナムで何があったのかを知るためには別の本も読まないといけないですね。

  • 再読予定の備忘に

  • [目次]
    第1章 ケネディとエスタブリッシュメント;
    第2章 リベラルと非リベラルのはざまで;
    第3章 凡庸にして無難の効用;
    第4章 ワシントンに参集した超エリートたち;
    第5章 賢者の愚行の発端;
    第6章 合理主義と行動の時代;
    第7章 反共主義という幻想の遺産;
    第8章 ベトナム・コミットメント;
    第9章 分岐点・ケネディの妥協;
    第10章 奈落に向かう渦巻き

  • ベトナム戦争時代のホワイトハウス

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ベスト&ブライテスト〈上〉栄光と興奮に憑かれて (朝日文庫)の作品紹介

The Best & the Brightest-ケネディが集め、ジョンソンが受け継いだ「最良にしても最も聡明な」人材だと絶賛されたエリート達が、なぜ米国を非道なベトナム戦争という泥沼に引きずり込んでしまったのか。賢者たちの愚行を、綿密な取材で克明に綴るベトナム問題の記念碑的レポート。

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