思い違いの科学史 (朝日文庫 あ 33-1)

著者 : 青木国夫

• 朝日新聞出版 (2002年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ftsumoriさんの感想 · 2013年12月26日]

科学は先人の成果の積み重ねであり，歴史的には，その時点で知られている過去のデータをもとに論を進めるしかない．そのため，既に今現在「知られた事実」をもとに過去の「誤り」「思い違い」を指摘するのは容易である．

しかし，当時は限られたデータをもとに，すぐれた科学者が幾度も常識を破る発想を積み重ね，検証をおこなってきた結果である．常識にとらわれない発想を常に持ちたいものである．もちろん，その後の検証も重要である．

[eachaさんの感想 · 2013年11月3日]

現在に至るまでの「思い違い」とその修正の歴史をオムニバスで紹介。思い違いが科学を進歩させる。