旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1)) (朝日文庫 は 29-1)
- 朝日新聞社 (2007年10月10日発売)
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感想 : 17件
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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022615435
感想・レビュー・書評
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第一巻ではまだ、アーネスト・サトウの出番なし。
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★2010年57冊目読了『旅立ち 遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄1』萩原延壽著 評価B+
幕末から明治にかけて、日本に長期間にわたり通訳として滞在した英国人の日記をもとに、当時の日本を描き出した作品です。第1巻は、日記の筆者が、19才で日本に赴任して、いきなり生麦事件に遭遇し、それ以降の幕府と英国公使の交渉の裏舞台を当時の英国外交文書をもとに描き、生麦事件の当事者である薩摩藩を攻撃するために横浜港から英国艦隊が出撃するまでを描く。
生麦事件の後、このような舞台裏があったことは、勿論知らなかったし、そこに述べられている当時の弱体化した幕閣の苦衷、朝廷と幕府の葛藤など、初めて知る事実が多く語られていて、非常に興味深い物語のスタートです。 -
【配架場所】 図書館1F 289/Sa87H
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(要チラ見!)/文庫
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2007.12.21