- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022615688
感想・レビュー・書評
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瞑想とドラッグの違いを登山で例えるの面白かった。ドラッグはロープウェイで山頂に着くけど、高山病になる危険性もあるし自分に基づいた体験ではない。
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ほんわかトークでわかりやすい。仏教のみならず他の宗教の話も聞けて良い。最後の章にて曼荼羅と量子物理学にそんな橋を渡すか!と衝撃を受けた。凄い飛躍というかアイデア!
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書店でおすすめされていて興味が出て購入。
もともと仏教には強い興味があるけど、対談集を読むことが苦手で敬遠していました。
だけど、中沢先生の優しくて丁寧で分かりやすい説明でどんどん読み進めていくことが出来ました。
楽しい講義を聴いているようでもっと知りたい! もっと教えてほしい! と読むごとに思います。
しりあがり寿さんのゆるーいイラストもいい味出してます。 -
仏教とは何か?宗教ではない宗教。宗教の先にあるものを目指す宗教。絶対的な神はいない。ブッダは普通の人間。未来の宗教は仏教に近づいていくだろう。キリスト教の天国、仏教の極楽。キリスト教の幸福、仏教の安楽。日本人はキリスト教的世界観をキリスト抜きで受け入れたから世界で一番不幸せな民族になってしまった。仏教の良いところが精神科医と知識人の二人により語られている。
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仏教と幸福や科学についておもしろい話題が満載なのだけれど、「律蔵」抄訳のインパクトが大きすぎる。その中からいくつか紹介します。●ある時、ペニスの長い修行僧があって,淋しさに自分を失い、つい自分のペニスを大便道に入れてしまった。釈尊は、「彼、楽しみを覚えたのならば、教団追放である」と宣した。●ある時、ひとりの出家修行者が女性の木像を見て欲を覚え、ペニスで像の股間に触れた。釈尊は罪を問う彼に「教団追放ではなく、深く懺悔しなさい」と答えた。●・・・そこで彼女は「では、修行者は動かないで下さい。私が手でいかしてあげますから。それなら師の教えに背かないでしょう」といって、手で射精させた。彼の後悔に対し、釈尊は告げる。「教団追放ではないが、六日間禁足し、二十人以上の僧侶の前で深く懺悔しなさい」と。・・・何と具体的な教えなのだろう。
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河合隼雄さんが仏教をテーマに対談なんて面白いに決まっていると思って読んだが、やっぱり面白かった。
特に科学との関係について。量子論の話まで出てくるのは驚きだ。
これからの世界にとって仏教はとても重要な役割をすると思えてきた。 -
おもしろい!なんにも知らないところから読み始めたけれど、とても面白く読めた。
野生の思考、律蔵や戒律の意味と狩猟文化との共通点、否定の技術について。
全てを包括して、現代の仏教とは何かについて考える一冊となっている。
仏教だけではなく、現代を考える上でベースになる一つの思考として汎用性もあり、大変刺激的&勉強になった! -
対談のレベル高すぎ。
哲学的なところとか科学的なところは、ちょっと理解が追いつかない部分が多かった。でも心理療法に関係しているところは興味深く読めた。
この対談がしっかりと理解できるようになりたいです。 -
河合先生が素直に話している相手って凄い。中沢新一の仏教の話はとても頭がいいです。
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仏教と心理学という二つの視点の関連性が対談から理解できた。
生きていくうえで原仏教的な視点を取り入れていくことが自分にとっては必要なのではないかと感じた。