ツレと貂々、うつの先生に会いに行く (文庫)

  • 朝日新聞出版
3.88
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本棚登録 : 118
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022617774

作品紹介・あらすじ

【芸術/コミック】『ツレうつ』から5年。うつ病が治癒したツレさんと見守っていた貂々さんが、改めて精神科医の大野裕先生に「どうしてうつになったの?」「うつって、何なの?」と素朴な疑問をぶつけます。うつ病のひみつがよく分かる、イラストエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 凄く読みやすく、理解しやすい。

    一概に言えないので人それぞれ治療法は異なる事や
    タイプ別など解説があり非常にわかりやすいので、
    とてもおすすめです。

  • 『ツレがうつになりまして。』『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』を出した筆者(とツレさん)が、うつが寛解した数年後に、「改めてうつ病とはなんだろう。」と向き合うために、認知療法の第一人者である精神科医の大野裕先生とのやりとりをまとめたイラストエッセイ。

    『ツレうつ』2作がうつ病患者と共に生活を送る家族という目線で闘病記が書かれていたのに対し、この作品はなぜうつ病になってしまうのかというような、うつ病に至る流れなどの病気の仕組みからアプローチされている。
    うつ病の入門編としてハードルが低くて読みやすい本。さくさくと読める。さらに読みやすいだけではなく、「うつ病になったときの対処法」や「家族の関わり方」、「『死にたい』と言われたときの対応の仕方」など当事者だけではなく関わりのある人へ向けた行動の指南も書かれており、家族や友人がうつ病になってしまったという人でも読み進めやすい。

    時々読み返して、今の自分の状況はどうなんだろうかと振り返るのに役立てたい一冊。

  • うつ、というのが具体的にわかりやすい

  • 患者であるツレさんと、家族である細川さんと、医師大野先生の共著です。全2作に比べてより病気の解説や対応について詳細に書かれています。全2作がよりリアルな体験であったのに対して、本作は理解することに重点を置いています。
    3作いずれも軽症~中等症のうつ病(仕事や学校には行ける人~休みがちだけれど全く行けないわけでもない程度の方)でしたら読める内容だと思います。気分が落ち込むようになったら最初にこの3冊を読むことをお勧めします。

  • 2019年7月22日購入。
    2019年8月1日読了。

  • 映画にもなった「ツレが鬱になりまして」のその後。人によって対応方法も違うし、目新しい情報は少なかったように思う。鬱の事を知らない人には分かりやすい入門書かもしれない。

    鬱につながるのは、その人の持っている「性格」より「極端な考え方のクセ」の方が大きい。

    とのこと。私も鬱になる可能性があると思うし、私の極端な考え方のクセとはなんだろう?と考えてみた。
    が、分からず、嫁に聞いてみた。

    嫁「あなたは鬱にならなそうだよね!私の周りには理系脳の人が多く、論理的思考をしてきたが、文系脳のあなたの思考は柔軟すぎてビックリした、片寄ったクセは見当たらない」

    と軽めに罵られる。。

  • ソフトカバー版でも読んだけど、文庫化であらたにあとがきがあったので。
    ファーストチョイスによい内容です。
    あっというまに読めるし手軽です。
    まわりのわかってほしいなあという人たちに、気軽にささっとわたせます。
    それぐらいかたくるしくない内容。
    大野さんは、私としては、かなりの信頼度だし。

    寛解してると思ってる私でも、
    これ読むと、ああここで知らんぷりしてると再発するのかなという時はなんべんでもあります。
    いつもならスルーできるのに、はらわた煮えくりかえるほど怒ってしまうのは、エネルギー切れなんだなあとか。
    あらためて気付いたのでした。

    鬱鬱の渦中は本当に本当につらいので、そんなわけで、再発予防のためにも、前科もちの人たちにもオススメです。

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