図説 大江戸性風俗事典 (朝日文庫)

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著者 : 永井義男
  • 朝日新聞出版 (2017年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022619020

図説 大江戸性風俗事典 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 差し出した数冊の本の中にこれがあったせいか本屋でレジのおっちゃんに二度見されました。おい、エロ本じゃないよ!ちゃんとした歴史的資料だよ!書店員がそういう態度だからみんなネットで本買うようになるんだよ!(おこ)

    ・・・という無駄に憤った話は置いといて(でも言わずにはいられない)。数字データが豊富で、いわゆる女郎のランクや種類、売買システム、関連用語など、時代小説や歴史小説で読み流しているような部分が「ほう、そういうことだったのか」と、わかりやすく解説されているので、歴史・時代小説好きなら読んでおいて損はない1冊でした。

    春画関連の本など読んでもいつも思いますが、江戸時代までの日本は非常に性的なことにおおらか。やはり西洋化というかキリスト教が入ってきていないことが大きいと思いますが、売買春に関しても現代ほど罪の意識はなかった模様。まあ現代でも、ガチで不倫されるくらいなら、風俗行ってくれたほうがマシ、というか、風俗通いは浮気とは別と考えるむきもあるかと思うので、江戸時代まではとくにそれが顕著だったのでしょう。

    それにしても全盛期の吉原に遊女だけでも3000人以上いたというのはすごい。現代でもひとつの町に3000人キャバ嬢いたらびっくりするよね。しかも政府公認。そして吉原の他にも江戸四宿(品川、内藤新宿、千住、板橋)という宿場には飯盛女が、吉原以外の江戸府内にも岡場所が各地に偏在。しかしこちらは政府公認の吉原と違って、私娼なので取り締まり対象。あと芸者は女郎とは別物ですが、なんやかんやでやっぱり隠れて買春する場合も多く、しかしこれは実はルール違反で検挙されたりするらしい。へえ。

    やはり吉原というのは公娼ということもあり格式もたかく、一番高くて金三分=現代のお金に換算すると12万5千円。しかしこれが私娼の中でも最下層の夜鷹になると二十四文=350円というこの格差。その他、地図や間取りなど現実的な資料が多く、いろいろと興味深かったです。

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図説 大江戸性風俗事典 (朝日文庫)の作品紹介

世界有数の歓楽地だった吉原をはじめ、江戸のいたるところには女郎屋が軒をつらね、寺社の参詣や冠婚葬祭の後には遊里へ繰り出すのは当たり前だった。吉原、江戸四宿、岡場所の違いや、花魁、芸者、陰間、夜鷹の実情など、江戸の「フーゾク」を豊富な図版で徹底解剖。浮世絵・戯作から厳選した図版とエピソード満載!

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