どんなに弱くても人は自由に働ける (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022619570

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】うつ病で寝たきり状態になった僕は「世界を旅したい」と立ち上がり、離島の旅館、あいりん地区でさまざまな人と出会う──ベストセラー『ビリギャル』を生んだ実話物語サイト「STORYS.JP」で320万人が共感した「働く意味」に気づく感動の実話。

感想・レビュー・書評

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  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/625592

  • ストーリーとしては面白いが、読んでいてどこか苦しいところがある。著者の自分で自分を苦しめるような価値観は、全く賛成できない。鬱になった頃と価値観が変化していなくて、再発するのではないかと心配になる。自分はもっとゆるく生きたい。

  • うつで引きこもってた著者がいろんな人と出会いながら海外を飛び回るようになるまでの体験記。実話。
    うつ繋がりでこの本を読んでみたのだけれど、心の葛藤を抱えながらも、道を切り開いていく行動力に驚かされる。
    何もない状態からアフィリエイトを始めて収入を得て、どこでも仕事ができるから海外を飛び回っているようだけれど、こんな生活もあるんだと心動かされます。
    人生で大事なのは、出会いと、考えることと、行動なのかな。

  • 若い時に自分を見失い、そして再発見することができた著者がある意味羨ましい。自分は50代半ばを過ぎて今自分を見失っている最中・・・。

  • パワートラベラー 
    2019.7.10メルカリ売却

  • 筆者の壮絶な20代を綴った作品。うつ病やそこから復帰する過程は本当に壮絶すぎて、自分が普段感じている不幸など小さなものだなと思えると同時に、小さな達成に満足をするように自分を褒めながら生きていこうと思えた。

    理想とするライフスタイルありきで、そこから逆算をする形で人生や仕事を選ぶ、というところはまさに今の自分にも重なる部分があって共感できた。今後はデジタル化が進み、働く場所や環境を自由に選べる時代になってくるはずなので、個人が稼ぐ方法はいくらでも増えてくると感じている。そんな中、自分のライフスタイルにあっていて、なおかつ、自分の中で情熱を持てる仕事というものを探すことは容易になってくると思う。

    自分には何の能力もない、何も出来ないと感じても、ひたむきに努力をし続けている姿は誰かが見ているし、それを発信していれば誰かに影響を与え続けることができる。成果が出ない時も腐らずにそんな思いを持ち続けながら、そして理想とするライフスタイルをイメージし続けながら、ひたむきに努力を続けることが大事なのかもしれない。

  • どんなにダメになっても、人間は立ち直ることってできるんだなとひしひし感じた

    どんなにきつくて辛くても夢を糧にがんばり続ける筆者のパワーに背中を押された。
    「充実感のない仕事だけはしたらあかん。それだけは、金じゃ絶対に買えん。」ってめちゃくちゃ素敵な言葉で、私も大事にしていきたいな。

  • 『どんなに弱くても人は自由に働ける』(著:阪口ユウキ)

    付箋部分を抜粋します


    ・立ち直らないまま、その悲しみを抱えたまま、しかし生きることを選んだのだ(p59)

    ・どんなことでもいいから社会と繋がっておくことが大事なんさ。繋がりがなくなったら、本当に何も考えられなくなる(p67)

    ・社会で働いているときは「自由になりたい」と散々思っていたはずなのに、いざ自由な時間に放り出されると
     どう生活を組み立てればいいのかわからなくなってしまう(p105)

    ・本当につらい生活というのは、自分の方向性が見えず、人生を諦め、ただ無意味にベッドの上に横たわって天井を
     眺めることしかできなかったあの時間のことだ(p115)

    ・自由に生きるためには、どうやっても自分でお金を生み出す力をつける必要があるのだ(p126)

    ・その何か一つでも一円に結びつく、実益に結びつくような活動があったのか(p163)

    ・雇われて働いているときは、お金は毎月「もらう」ものだった。
     しかし今は、ハッキリ「稼いでいる」という実感がある(p204)

    ・仕事は金やない。仕事は充実感を感じるかどうかや(p216)

    ・自分にとっての「成功の条件」とは何だろう、ということだった(p219)

    ・自分の中になにもなくても、人よりも優れた特別な技術を持っていなくても、目に見える数字として成果を上げていなくても
     誰かに与えられるものはあるのだと思う。
     それは、苦しみながらも頑張っている自分の姿を、曝け出すことだ(p226)

  • うつ病で寝たきりになった1人の青年が、色々な体験、経験を通して学び、行動し続けることで パソコン一台で世界中を旅しながら生活できるようになる話です。

    以前、同僚というか後輩がうつになり仕事を休職、そのまま退職になりました。
    その時には、自分がどのように手を差し伸べたらよいのか、分からずモヤモヤとしていたことを思い出しました。
    その後輩に、ぜひ読んでもらいたい本、だと思いました。
    実際のうつになったときの世界の見え方や感じ方も描写されており 勉強になりました。
    また、世の中の大半の人が会社や組織に縛られて生きていく中
    自分の考えを貫き通して成功を掴んだ著者は、決して弱くなく
    人よりも強い意志をもち行動できる人なのではないか、と感じました。

    今後社会で生きていく上での勇気を少しわけてもらった気がします。

  • 社会的には弱い人なのかもしれないけど、行動力のある強い人だなと感じた。
    理想を明確にしてから、働き方を考え、実現方法を考える。当たり前すぎて疎かにしているなと思う。せっかくこの本も読んだのだから、理想をもう一度妄想してみよう。

    • kimbitwさん
      同感です。自分で目標を定めてそして行動する。何も失うものがなかったとは言え、なかなか出来ることではないと思いました。
      同感です。自分で目標を定めてそして行動する。何も失うものがなかったとは言え、なかなか出来ることではないと思いました。
      2019/06/03
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