- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022640550
感想・レビュー・書評
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カンピドリオ広場を見た時の感動を思い出した。その時は、ミケランジェロの設計によることを知らずにいたけれど、マルクスアウレリウス帝の騎馬像から見るローマは、これぞローマという感じで。
この本、以前読みかけて断念してたのだが、三部作として通して読むと、それぞれの都市の空気の違いがよく感じられて、あっと言う間に読めた。
アレッサンドロ枢機卿が爽やかでいい。 -
半分だけ読んだ。地理がしっかり理解できてるのでそこは面白い。
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ルネサンス歴史絵巻 第3部
黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫)
内容 :
永遠の都ローマ。古代からの時間と空間が濃密に積み重なり、農穣な想像力の世界へと誘う。
その一方で、覇を競う列国の陰謀が交錯する都市でもあった。
ルネサンス最後の法王パウロ三世と教会軍総司令官の息子、孫の枢機卿、そして遊女オリンピアの秘密とは…
華麗なルネサンス歴史絵巻第三部。
著者 : 塩野 七生 -
塩野さんの本を読むたびに日本が目指すべきはヴェネチアのような国家なのだろうと思う。大国たるトルコやスペインが中国・アメリカ、経済的な利益と嫉妬心からトルコのいいなりになるフィレンツェあたりが韓国というところか。同じ海洋国であり貿易立国であり、一時の繁栄を誇りながら長期低落傾向にあるところも似ている。人口が減り続ける日本が再び世界をリードする国になるとは思えないが、国力が落ちる中でも独立を維持し世界に冠たる貿易立国でありつづけたヴェネチアから学ぶことは大きい。彼我の差は、海軍力と外交も含めたインテリジェンス能力だけれど、いずれもベネチア男の愛国心がその基礎となっていることは言うまでもない。
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三部作読み終えましたー。オリビアの華やかな生活、読んでいて楽しかった。マルコの育ちの良さも気持ちよかったなあ。