当世悪魔の辞典 (朝日文芸文庫)

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著者 : 別役実
  • 朝日新聞社 (1995年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022640918

当世悪魔の辞典 (朝日文芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 簡単に言ってしまえば現代社会を辞書形式で揶揄したものです。
    百聞は一見に如かず。不定期に項目をかいつまんでいきます。

    【挨拶】あいさつ
    人々は、お互いのおしゃべりは余りにも長すぎるように思えたので、それに代わるものとして「あいさつ」を発明した。しかし次第に、その「あいさつ」がまた長くなってきたので、それをまた切りつめて「あいさつ」の「あいさつ」を発明した。しかし、それがまた次第に長くなってきて・・・。「すみません。今日はちょっと急ぎますので、落ち着いてごあいさつもできないんですが、それといいますのも、実は昨日・・・」

    【聖と俗】せいとぞく
    坊主と禿

    【痛み】いたみ
    快楽の最上位に位置するものである。もっとも、余りに玄妙であるから、一定の段階に達していないものにとっては、苦しみ以外の何ものでもない。

    【健康】
    病気の一種。
    人は、そうでない状態を健康にするためよりも、健康をそうでない状態にするためにより多くのお金を使う。
    人間における、それ以上良くなることのない状態。

  • シュールでシニカルな冗談辞典。「ああ確かに真理だね」と思うものもあれば、「これ適当に考えただろ絶対!」と思う項目も。それもまた一興、な別役ワールド。

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