春灯雑記 (朝日文芸文庫 し 1-39)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022640963

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎さんファン。なぜか、関西学院大学のアメフト部ファイターズのコーチの愛読書。

  • 19/10/12読了

  •  東條英樹がいかに愚人であるか(P92)この人が日本国を滅ぼすほどに偉い人だったとは、むかしもいまも誰もおもっていないと述べる。著者の強烈な反戦精神を垣間見た。

     儒教開祖・孔子の普遍的思想とは「親孝行で血縁を大事にし、礼儀を学んで血縁外の人との付き合いを良好なものにする」この儒教が国教となり中国文明が成立する(P186参照)井上靖著『孔子』のわかりづらさを二行であらわす。さすが司馬されど司馬

  • エッセイというか講談集。
    イギリスの植民地だったセイロン島で読む、スコットランド、イギリスに対する考察。
    遥かなインド洋を眺めながら読んで感じるものがあった。

    イギリスにも中華思想のようなものがある、ローマの長城の話は目からウロコ。
    苦手な西洋史も手を出したほうがいいのかもしれない。

  • 博覧強記な先生の話を聞けたという意識でした。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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