天国までの百マイル (朝日文庫)

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著者 : 浅田次郎
  • 朝日新聞社 (2000年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642486

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天国までの百マイル (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私がこの本と出会ったのは閉館する図書館が古い本を無料で配っていた時でした。
    無料配布の開始時間から少し遅れて行くと本棚は殆どカラ状態!残っている本の中に浅田次郎さんの本があったのだ取り敢えず貰ってきました。

    残り物には福があると言ったもので久々の評価5です!

    バスの中と病院で読んでいたのですが涙が止まりません!登場人物に酷いやつらも居ましたが、それ以上に良い奴がいっぱい居ました。

    主人公のヤッサンは名前が同じせいか重松清さんの『とんび』の主人公に被りました。
    同じくヤッサンの恋人マリは西加奈子さんの『漁港の肉子ちゃん』の肉子ちゃんのようでした。
    この他にも藤本医師や借金取りの片山、神様の小林一也など鳴かせてくれるキャラがたくさんいます!


    主人公の城所安男はバブル崩壊で会社を失い妻子とも別れて暮らす事に・・・
    そんなところに心臓病を患う母を救うため母と共に160km離れたサン・マルコ病院を目指すのだか・・・

  • こうゆうお話し好きだな。
    読み終わった後ほっこりする感じ。

    会社も金も失い、妻子とも別れた40男が心臓病を患う母のために奔走する物語。

    映画化、ドラマ化された作品も見てみたい!

  • 2016年の1冊目はこれ。浅田次郎さんの本は涙腺を刺激する。この本もあちこちで泣きそうになった。
    「おかあちゃん」の4人の子供の中でただ一人エリート街道から転落してしまった安男。彼とおかあちゃんのサンマルコ病院までの旅に力を貸してくれた人たちの優しさがぐっとくる。

    余談だけど、エリートの兄たちをもつ出来の悪い末っ子が病気のお母さんを助けるってストーリー、ブラックジャックのエピソードのひとつにもあったなぁ。大好きな話だったので覚えている。

  • 自分が厳しい状況におかれた時のほうが、自分を捨てられる。
    自分が辛い時のほうが、人に優しくなれる。

  • 大好きな小説。多くの人は浅田次郎の傑作といえば、「蒼穹の昴」「鉄道員」なのだろうが、ちょうど、この小説の発売時期に母親が亡くなったので、非常に強いおもいいれがある。大切なことは何なのか?見栄や外聞にとらわれず、やれる時にやらなければいけない。反省

  • 病気の母親のために奮起するダメ中年。涙なくしては読めない作品。泣けるわぁ。千葉の病院みたいなところ、本当にあるのかな。

  • どうせお涙頂戴系だろうなと思いきや、ラストのあたりで本当にダメだった。泣いた。リアリティある話だし、(いろいろ立場は違うけど)自分と重ね合わせてしまう。本当に感動の一冊です。超絶おすすめ。

  • 泣けますね。
    なんで涙が出てきたのかよくわからないけど。

    どの人にも必ずお迎えは来るわけで、
    でもそれが身近な人間のものだったら、
    やはり狼狽してしまうのだろうか。
    自分の親がもし死ぬとわかったら、
    自分はどうするだろう…
    そんなことを考えながら読んでいた。

    まさかのハッピーエンドだったのでちょっと驚き。
    最後の最後まで病院が実在のものではない、と
    信じて疑わなかったし、
    あんな聖人君子のようなスーパードクターなんて
    存在するわけがないと思わずにはいられなかった。
    マリの存在も、ありえない…とツッコミを入れてしまう。

    私は相当残念な大人になってしまったようだ。

  • 話が出来過ぎ。
    急いで書いた感が感じられ、話に深みがなかった。
    ステレオタイプの主人公の兄弟たち。
    神様のような千葉の病院の医者や看護師たち。

  • 読みやすい。
    なんだかすっきりしない。同棲相手がかわいそうだし、主人公の家族は酷すぎる。
    人は幸せな時、不幸な人に見向きもせず冷たいものというのは、確かにそうだが悲しい気持ちになった。

  • 母の命を救うために100マイル車を走らせる落ちぶれ中年男 安男。
    現彼女と元妻の電話に泣ける。
    実は温かいまわりの人たちに囲まれていた。
    母を救えたことでまわりの人たちのおかげで
    幸せになる希望を、もてたところでおわる。

  • ほのかに暗い感じで進むと思ったのだけど、読み終わった時の安堵感や達成感が快かった。

    母を救うとごく単純なストーリーを見事な展開に持って行く浅田次郎の人間の心を汲み取れる。

    人の温かさや何か自分に忘れていた感情が蘇り、最後には号泣でした。

    千葉の鴨川にあるトップ5にもなる病院、亀田病院ではなかと想像される。そこだと思わせる以外ない。

  • 実家の母の事を考えた。「親孝行してないなぁ」と思いながら読んだ。又親として自分の子供達の事を考えた。両方の思いを考えながら、幸せについて考えさせられる。後半の展開が早く、今一ストーリーに乗り切れない感じがあったが、良い本だと思う。

  •  最近文庫化されて書店の平台を飾っているのが、浅田次郎さんの「天国までの百マイル 」。本好きの方なら書店の平台に積み重なっているのを見かけたことがあるだろうし、単行本として発売された当初に読んでいらっしゃるかもしれない。

     事業に失敗して多額の借金を清算し、そのうえ愛する妻子とも別れざるを得なかった中年男の城所安男。
     虫歯の悪化で抜けてしまった前歯を治療するお金すらなく、元同級生が経営している会社のお荷物として雇われながらも、給料のほぼ全てを養育費として前妻に送らざるを得ない状態となっていた。
     そんな状態でもなんとか飢えずに済んでいたのは、落ちぶれた安男にひたすら献身的につくしてくれる水商売のマリという女性のおかげだった。
     父親とは生まれたばかりの頃に死別し、それでも兄二人と姉との4人の子どもを立派に育て上げた母親。安男が事業に失敗したことから兄や姉からは関わりを持たれなくなったが、それでも母はいつでも安夫の味方になってくれていた。
     そんな母が重い心臓病を患い、余命いくばくもない状態で入院した。医師から手術は難しいという話を聞かされた安男は、同時に千葉県の外房にあるカトリック系の病院に「神の手」を持つと称される医者がいることを知らされる。
     手術に反対する兄と姉を無理やり説き伏せ、ポンコツのワゴン車を使って100マイル先の病院まで母を送り届けることを決意する安男。真夏のうだるような暑さの中、重い心臓病を患っている母を乗せた車を必死になって走らせる。
     その道中には思いもかけない人の優しさが溢れ、辿り着いた先には考えもしなかった奇跡が待ち受けていた。
     浅田次郎さんが描かれる物語には、心にしみるものや胸が熱くなるものなどたくさんの名作がある。 いまさらご紹介する必要もないほど有名な作家さんだが、新作が発表されるたびに「感動」の二文字を毎回与えてくれる、稀代のストーリーセラーだと思う。

     「天国までの百マイル」に登場する人々は、主人公の安男を始めとして心のどこかに痛みや影を持っている人が多い。それなのに、主人公に関わってくる人々とのやりとりの中で、読み手に温かいものを与え続けながら物語は進んで行く。

     心が疲れた時や痛んだ時に、じわっとしみて知らず知らずのうちに癒してくれる。そんな、心の中に奇跡を起こしてくれる一冊だ。

  • とても良かった。映像でも見たいな。この後は、どうなるんだろう。

  • 素晴らしい小説はきっと体に良いんだろうなと改めて思った。親のありがたさ、尊さを母親の心臓病を通して語りかける。完全に浅田次郎のファンになった。
    サンマルコ病院の千葉の海、一度言ってみたいものだ。

  • マリのやっさんに対する思い、優しさに胸がいっぱいになった。

  • 貧乏だから見えるものがある。
    そう考えると、貧乏もけして悪いものではない。
    幸せは金で買える。そうかもしれない。
    この小説に出てくる女性は強い。
    マリや、母親、妻の英子。
    マリは自分の幸せを求めない人。
    好きな人に与えられるだけの愛を与えてくれる。

    母親は、自分を犠牲にしても子どもたちの幸せ(金持ちであること)を望む人。

    妻は、自分を犠牲にしても子どもたちの父親と一緒に暮らしたいという願いを叶えようとする人。

    母親の命を運ぶのにいろんな人たちの協力を得ている姿を見ると、人が健康で日々過ごしていることも立派な奇跡と思う。
    そして、女性の偉大さを感じる。

  • すごくよかった。家族は大事にしよう。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||A
    資料ID:95131173

    電車の中で読んでいて涙が止まらず、困りました!
    切なさ、一途な愛、ニトログリセリン、ユーモア、ファンタジー
    世代を問わず皆さんに読んでいただきたい!
    本当に読んで良かった。お勧めします!
    (医療薬学研究室 山本淑先生推薦)

  • 20150525
    以前から読みたいと思っていた感動する小説に常にランクインしている名作。

    涙までは出なかったものの、設定や、感情表現がとてもリアルで登場人物皆に、感情移入してしまった。お母さんと、マリの無償の愛の深さと大きさに圧倒され、男の情けなさを痛感した。

    最後には、お母さんも元気になり、やっさんも奥さんとよりを戻せたようだが、マリは今頃どこで何をしているのだろうかと考えさせられた。

  • しあわせってなんだ、泣きながら一気に読んだ

  • バブル崩壊で会社も金も失い、妻子とも別れたろくでなしの中年男城所安男。心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるというサン・マルコ病院めざし、奇跡を信じて百マイルをひたすらに駆ける―親子の切ない情愛、男女の哀しい恋模様を描く、感動の物語。(googleより)

    あれ、思ったより感動しない...
    私の中の現実感が邪魔をする。

    「そんな病院あるわけないじゃん」
    「そんな医者いるわけないじゃん」
    「そんな人いるわけないじゃん」

    ...すさんでるわ(苦笑

    でも、こうも思う。

    「こんな病院あるといいな」
    「こんな医者いるといいな」
    「こんな人いるといいな」

    最後の最後で、マリさんの男気(女性だけど)に泣いた。
    彼女は男を立ち直らせる、妖精なのかも知れない。

    マリさんに比べたら元妻がずるい女に見えてしまって...
    一生懸命優しい女に書こうとしてるのは伝わったんだけど...

    浅田先生、ごめんなさい。
    素直じゃない私を許して下さい><

  • この本を若い頃読んだ時は、感動的でいい話だな~というくらいの感想でした。
    それが今読み返してみると、知らず知らずに涙がこぼれて止まりませんでした。
    どの年代の人が読んでも多分、いいと思うお話だと思いますが、人生をある程度知ってから読んだ方がしみじみと内容が心に響くのかも知れません。

    自分で経営していた会社倒産後、離婚をし包装用資材の会社で働く主人公。
    30万の手取りの全てを離婚した妻子に送金する主人公にはお金がない。
    そんな彼がどうやって生活が出来ているのかというと、水商売をしている女性に生活の面倒をみてもらっているから。
    その主人公に、母親の命がいくばくもないという知らせが入る。
    しかし母親を救う手だてが一つだけある。
    鴨浦のカトリック系の病院に神の手をもつ天才外科医がいる。
    その医師に任せれば助かるかもしれない。
    それを聞いた彼は百マイルだけ母親の心臓をもたせる処置をしてもらい、母親をワゴンに乗せて向かう。
    百マイル先のその病院へ-。

    30万の手取りの人に30万の養育費をよこせとは・・・。
    鬼みたいな奥さんだ。
    と思ったら、もっと鬼がいました。
    それは主人公の兄姉。
    彼らの肩書きは一流商社マンの部長、開業医、銀行の支店長夫人。
    お金に不自由しているわけでもないのに、いつ死ぬか分からない母親に目を向けようとしない彼ら。
    母親が女手一つで自分たちを育てたのは子供がよく知ってるはずなのに。
    そして自分たちも苦労したのに、何故こんなに冷たいんだろう?
    そう思ったら、その理由は誰でもない母親が一番よく知ってました。

    その連中の事を「そんなひとでなしになるくらいなら、貧乏のほうがよっぽどましだわ」と言う、主人公の面倒をみるマリという女性は、マリでなく聖母マリアではないか?と思うくらい、包容力の塊のような女性でした。
    また、道中出会う、ヤクザ、トラックの運ちゃん、そして何より天才外科医の医師。
    男の中の男だ。
    人間の心をもった人たちだ。
    こういう人たちは天国への道を知ってる。
    と思い涙が出ました。

    「目を持つときには必ず事件が起こる。それまではどっぷりと沈んでいたのに、立ち上がらなくちゃならないような事件が起こるのよ。それをきっかけにして、人生が変わるの」
    というマリさんの言葉が心に残りました。

  • ―――バブル崩壊で会社も金も失い、妻子とも別れたろくでなしの中年男、城所安男。
    心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるというサン・マルコ病院を目指し、奇跡を信じて百マイルをひたすらに走る。
    親子の切ない情愛、男女の哀しい恋模様を描く、感動の物語。


    ああぁぁぁあぁこういうの俺弱いねんてーー

    もうね、「泣き所はまだ先やろ」
    とか思ってた前半3分の1ぐらいから
    (´;ω;`)ブワッ
    てなりっ放しずっこいわ笑”

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