天国までの百マイル (朝日文庫)

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著者 : 浅田次郎
  • 朝日新聞社 (2000年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642486

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天国までの百マイル (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

  • 病気の母親のために奮起するダメ中年。涙なくしては読めない作品。泣けるわぁ。千葉の病院みたいなところ、本当にあるのかな。

  • こうゆうお話し好きだな。
    読み終わった後ほっこりする感じ。

    会社も金も失い、妻子とも別れた40男が心臓病を患う母のために奔走する物語。

    映画化、ドラマ化された作品も見てみたい!

  • どうせお涙頂戴系だろうなと思いきや、ラストのあたりで本当にダメだった。泣いた。リアリティある話だし、(いろいろ立場は違うけど)自分と重ね合わせてしまう。本当に感動の一冊です。超絶おすすめ。

  • 泣けますね。
    なんで涙が出てきたのかよくわからないけど。

    どの人にも必ずお迎えは来るわけで、
    でもそれが身近な人間のものだったら、
    やはり狼狽してしまうのだろうか。
    自分の親がもし死ぬとわかったら、
    自分はどうするだろう…
    そんなことを考えながら読んでいた。

    まさかのハッピーエンドだったのでちょっと驚き。
    最後の最後まで病院が実在のものではない、と
    信じて疑わなかったし、
    あんな聖人君子のようなスーパードクターなんて
    存在するわけがないと思わずにはいられなかった。
    マリの存在も、ありえない…とツッコミを入れてしまう。

    私は相当残念な大人になってしまったようだ。

  • 話が出来過ぎ。
    急いで書いた感が感じられ、話に深みがなかった。
    ステレオタイプの主人公の兄弟たち。
    神様のような千葉の病院の医者や看護師たち。

  • 読みやすい。
    なんだかすっきりしない。同棲相手がかわいそうだし、主人公の家族は酷すぎる。
    人は幸せな時、不幸な人に見向きもせず冷たいものというのは、確かにそうだが悲しい気持ちになった。

  • 母の命を救うために100マイル車を走らせる落ちぶれ中年男 安男。
    現彼女と元妻の電話に泣ける。
    実は温かいまわりの人たちに囲まれていた。
    母を救えたことでまわりの人たちのおかげで
    幸せになる希望を、もてたところでおわる。

  • ほのかに暗い感じで進むと思ったのだけど、読み終わった時の安堵感や達成感が快かった。

    母を救うとごく単純なストーリーを見事な展開に持って行く浅田次郎の人間の心を汲み取れる。

    人の温かさや何か自分に忘れていた感情が蘇り、最後には号泣でした。

    千葉の鴨川にあるトップ5にもなる病院、亀田病院ではなかと想像される。そこだと思わせる以外ない。

  • 実家の母の事を考えた。「親孝行してないなぁ」と思いながら読んだ。又親として自分の子供達の事を考えた。両方の思いを考えながら、幸せについて考えさせられる。後半の展開が早く、今一ストーリーに乗り切れない感じがあったが、良い本だと思う。

  •  最近文庫化されて書店の平台を飾っているのが、浅田次郎さんの「天国までの百マイル 」。本好きの方なら書店の平台に積み重なっているのを見かけたことがあるだろうし、単行本として発売された当初に読んでいらっしゃるかもしれない。

     事業に失敗して多額の借金を清算し、そのうえ愛する妻子とも別れざるを得なかった中年男の城所安男。
     虫歯の悪化で抜けてしまった前歯を治療するお金すらなく、元同級生が経営している会社のお荷物として雇われながらも、給料のほぼ全てを養育費として前妻に送らざるを得ない状態となっていた。
     そんな状態でもなんとか飢えずに済んでいたのは、落ちぶれた安男にひたすら献身的につくしてくれる水商売のマリという女性のおかげだった。
     父親とは生まれたばかりの頃に死別し、それでも兄二人と姉との4人の子どもを立派に育て上げた母親。安男が事業に失敗したことから兄や姉からは関わりを持たれなくなったが、それでも母はいつでも安夫の味方になってくれていた。
     そんな母が重い心臓病を患い、余命いくばくもない状態で入院した。医師から手術は難しいという話を聞かされた安男は、同時に千葉県の外房にあるカトリック系の病院に「神の手」を持つと称される医者がいることを知らされる。
     手術に反対する兄と姉を無理やり説き伏せ、ポンコツのワゴン車を使って100マイル先の病院まで母を送り届けることを決意する安男。真夏のうだるような暑さの中、重い心臓病を患っている母を乗せた車を必死になって走らせる。
     その道中には思いもかけない人の優しさが溢れ、辿り着いた先には考えもしなかった奇跡が待ち受けていた。
     浅田次郎さんが描かれる物語には、心にしみるものや胸が熱くなるものなどたくさんの名作がある。 いまさらご紹介する必要もないほど有名な作家さんだが、新作が発表されるたびに「感動」の二文字を毎回与えてくれる、稀代のストーリーセラーだと思う。

     「天国までの百マイル」に登場する人々は、主人公の安男を始めとして心のどこかに痛みや影を持っている人が多い。それなのに、主人公に関わってくる人々とのやりとりの中で、読み手に温かいものを与え続けながら物語は進んで行く。

     心が疲れた時や痛んだ時に、じわっとしみて知らず知らずのうちに癒してくれる。そんな、心の中に奇跡を起こしてくれる一冊だ。

  • 2016年の1冊目はこれ。浅田次郎さんの本は涙腺を刺激する。この本もあちこちで泣きそうになった。
    「おかあちゃん」の4人の子供の中でただ一人エリート街道から転落してしまった安男。彼とおかあちゃんのサンマルコ病院までの旅に力を貸してくれた人たちの優しさがぐっとくる。

    余談だけど、エリートの兄たちをもつ出来の悪い末っ子が病気のお母さんを助けるってストーリー、ブラックジャックのエピソードのひとつにもあったなぁ。大好きな話だったので覚えている。

  • とても良かった。映像でも見たいな。この後は、どうなるんだろう。

  • 素晴らしい小説はきっと体に良いんだろうなと改めて思った。親のありがたさ、尊さを母親の心臓病を通して語りかける。完全に浅田次郎のファンになった。
    サンマルコ病院の千葉の海、一度言ってみたいものだ。

  • マリのやっさんに対する思い、優しさに胸がいっぱいになった。

  • 貧乏だから見えるものがある。
    そう考えると、貧乏もけして悪いものではない。
    幸せは金で買える。そうかもしれない。
    この小説に出てくる女性は強い。
    マリや、母親、妻の英子。
    マリは自分の幸せを求めない人。
    好きな人に与えられるだけの愛を与えてくれる。

    母親は、自分を犠牲にしても子どもたちの幸せ(金持ちであること)を望む人。

    妻は、自分を犠牲にしても子どもたちの父親と一緒に暮らしたいという願いを叶えようとする人。

    母親の命を運ぶのにいろんな人たちの協力を得ている姿を見ると、人が健康で日々過ごしていることも立派な奇跡と思う。
    そして、女性の偉大さを感じる。

  • すごくよかった。家族は大事にしよう。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||A
    資料ID:95131173

    電車の中で読んでいて涙が止まらず、困りました!
    切なさ、一途な愛、ニトログリセリン、ユーモア、ファンタジー
    世代を問わず皆さんに読んでいただきたい!
    本当に読んで良かった。お勧めします!
    (医療薬学研究室 山本淑先生推薦)

  • 20150525
    以前から読みたいと思っていた感動する小説に常にランクインしている名作。

    涙までは出なかったものの、設定や、感情表現がとてもリアルで登場人物皆に、感情移入してしまった。お母さんと、マリの無償の愛の深さと大きさに圧倒され、男の情けなさを痛感した。

    最後には、お母さんも元気になり、やっさんも奥さんとよりを戻せたようだが、マリは今頃どこで何をしているのだろうかと考えさせられた。

  • しあわせってなんだ、泣きながら一気に読んだ

  • 「鉄道員(ぽっぽや)」(原作は読んでいないけど)同様、心温まるヒューマン小説。
    主人公のヤッさんは、羽振りの良い不動産ブローカーだったが会社を潰し、女房からも縁を切られ(最後は違うけど)、マリというホステスに食べさせてもらうほど全てを失って初めて、まともな「人」になった。
    日本一の権威の教授に見放された母親の心臓手術のために百マイル離れた病院へ母親をワゴン車に乗せて連れて行く。
    最後は出来過ぎのハッピーエンドになるけど、期待していたほどの大きな感動までにはいかなかった。

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